2023 内申を上げるために、定期テスト後にやるべきこと | バンコクから帰国受験で合格する進学塾

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目標と実力を高める進学塾 MIC:松尾 吉久

こんにちは、バンコク帰国子女専門塾 MIC の松尾です。バンコク日本人学校の皆さん定期テストお疲れ様でした。2023年度最初の定期テストが終了しましたが、計画通りに勉強を進めることはできましたか?

 

本日は、内申を上げるために、定期テストの後にやるべきことについて、お伝えしたいと思います

 

定期テストの後にやるべきこと

 

1 間違った問題の分析

 

まず、自分がどの問題を間違ったかを確認しましょう。このときに大事なのは、次につなげるためにの修正点を確認するという意識です。「こんな簡単な問題を間違ったから、ダメだ。」のような否定的な評価は、やる気の低下につながるので、できるだけさけてください。

 

その上で、全体として間違いに傾向があるかどうかも確認していきます。例えば、数学で「基本的な計算問題に間違いが多い」や国語の「記述問題で減点が多い」など、全体を見渡しての傾向があるかを確認します。

 

2 問題を間違った原因の分析

 

次に、なぜその問題を間違ったのか原因を分析しましょう。上記の例で分析すると、「見直しをしなかったので、ミスに気づけなかった」、「文末表現を意識していなかったので、減点された」などです。

 

3 次のテストへ向けての取り組みを考える

 

最後に、2で判明した間違いの原因をふまえ次のテストへの取り組みを具体的に考えます。上記の例で考えると、「計算問題の演習量を増やし、時間を区切って演習を行った後に必ず見直しをする」、「記述問題を解くときに、問いを確認し、何を問われているか線を引き、文末表現を意識するようにする」などとなります。

 

大事なことは、できるだけ具体的な行動を決めることです。

 

「点数がよくなかったので、次はもっと頑張る」という結論と「計算問題のミスが多かったので、演習量を増やし、時間を区切って演習し、間違いを見直す」という結論では実際の取り組みに大きな差がでます。

 

この1~3を、各教科ごとに行います。テストで作った答案は、今後のテストの点数や内申を向上させるための重要な資料です。この答案分析を行うことで、次のテストに向けての具体的な行動が明確になり、実際の行動に取り掛かりやすくなります。

 

また、結果に結果に意識を向けすぎると、うまく行動できなくなることがあるので、「今回は5教科で370点だったので、次回は400点を目指す」という目標を立てるより、「今回は学校への提出物を終わらせるのに時間をとられたので、テストの1週間前に提出物を完成させる」など、取り組む行動に意識を向けた目標を立てると良いです。

 

テストのために準備した時間も含めて、多くの時間を費やしたものなので、無駄にすることなく、しっかり消費し尽くしましょう。

 

4 いつから始めるか

 

それでは、次のテストへ向けての取り組みはいつから始めればよいのかですが、面白い研究があるのでご紹介します。

 

FS(フレッシュスタート)効果

ペンシルバニア大学の行動学者、ケイティ・ミルクマン博士の研究で、自分にとって特別な日や区切りの日に何かを始めると、定着しやすく成功率が高くなるというものです。

 

このFS効果を利用して新学期の初日・夏休みの初日・誕生日など自分にとって新しいと思える出来事があれば、この効果が得られます。なにか新しいと感じられる日に始めると目標を達成しやすくなります。

 

MICでは、、「定期テスト答案分析」では、お子様の答案を分析し、次のテストへの取り組みを考えます。答案の画像を見て、専門の講師が分析し、次へのテストでどのような取り組みをすればよいかをご提案いたします。答案分析に興味のある方は、お問い合わせください。