お母さん、空から見てたかなぁ……。
この季節に咲く四季桜は少し淋しげ。
でも、こういうの好き。
四十九日過ぎてから、ずっとやってきた遺品整理が済んだ。
それぞれの人に似合いそうな、そして好みの感じのものを形見として分配した。
普通形見とかって1、2個ってイメージだったけれど、バッグ、帽子、ストール、服と、、、それらは年始の特大の福袋のような物になってしまった(笑)
一応迷惑になってもいけないので、中身を確認してもらい、コレはイイわぁってのは置いていってもらうことにした。
ほぼほぼ私たちによる分配は合っていた感じだった。
途中から、サイズが合うかどうかの生着替えが始まった。
心は寂しいんだけど、サイズが合うかどうかの必死感が伝わってきた(笑)
今回連絡の取れなかった方に、夕方やっと連絡がついた。
私の第一声で泣き出してしまった。
毎日毎日お母さんの事を考えているって。
彼女は中学時代からの親友だ。
比べるものではないけれど、
旦那や親の死よりも辛いと言った。
ちなみに旦那さんは健在だ。
お母さんは入院中、彼女の事を1番心配していたようだ。
夜に何度も電話をしていたらしい。
彼女とだけ、旅立つ前の一週間の内に会えなかった。
そういう勘って働くんだね、、、、。
彼女は、お嬢さんの所へ旅行がてら出かけていた事をとてもとても悔やんでいる。
旅行から帰宅し、
明日お見舞いに行こうって思ってた矢先に訃報の連絡を貰ったと。。。
大切な友達とのお別れ。
とてもとても辛い。。。
悲しみの順位ってつけられないけれど、親友の死はかなりきついだろうな。。。
お母さんのもう1人の親友は、いつも何処にでもくっついて歩いていたから、周りのみんながとても心配している。
私たち娘の事よりも、あの大きいお友達は大丈夫なのか?と、、、。
大きい親友の福袋には、お母さんの火消しみたいな半纏と、ヘンテコなズボンを入れておいた(笑)
お母さんが着るとかわいいけど、大きい親友が着ると、本物の消防団の親分に見えてカッコよかった(笑)
大きい親友も、毎日泣いてるらしい。
この歳になるとね、もぉ親友なんて出来ないのよ。。。と。
彼女たちの姿を見ていると、悲しみの順位なんてつけたくないけれど、やっぱり私より悲しみは深いのかなぁなんて感じてしまう。。。
もう、誰の死もみたくない。
私の大切な人たちの死はこれ以上見たくない。。。
だからかな……。
わたしはわたしを守る為に、人に執着しない。。。
大好きの度合いが人より低めかもしれない。
寂しいね。