1番最後にしてあげられる親孝行として、
お母さんが最も理想とする形に作り上げていった。
湯灌を辱しめだと思っているので、それはお断りした。
その余った時間を利用して、お母さんの服を自宅に取りに戻った。
好きな服で旅立てるなんて知らなかったからぁ、、、
お家に戻り、お母さんって感じの柔らかい感じの服をゲット。
その間にかかった時間10秒(笑)
衣装部屋3部屋あるけれど、すぐに分かったのはお母さんが付いてきてたからだね。
頭につける三角の布切れは、パンティ代わりにしてもらってもいいですよぉ〜って言ったけど、頭のあたりに隠しておきますねと言われた。
ティアラならいいのにね(笑)
って不謹慎な○きがい姉妹。。。
納棺師も、「可愛いです!素敵です!」と言いながら、なぜか涙ぐむ。。。
ここまでグイグイ関わってくる遺族もなかなかいないらしい。
お化粧は、ベースまでをやっておいてくださったので、仕上げは私たちでやらせてもらった。
私たち、○きがい姉妹だから、、、
「もぉ、マジで可愛い❤️眠れる森の美女みたい」って、写真をバシバシ撮りまくる。。。
その奇行を見ながらドン引きする事なく涙を流す納棺師(笑)
本当に快く、思い通りに仕上げてくださった納棺師に心より感謝です!
手を握りあい、涙を流す納棺師と姉妹。
感動(笑)
まさか、葬儀準備で感動するとは、、、
その後の葬儀場のディレクターとの打ち合わせでは、、、
勧めてくれる祭壇に気に入ったものがなく、、、
見本のファイルをテキトーに開いたら、あるじゃないかぁいいやつが!
なぜ、隠すのだ。。。
このシンプルなやつでお願いしまぁす!
よくある白木の格子状の祭壇とか無しのタイプ。
しかも、そんなにお高くなく、ダークな木目のシンプルなやつ。
で、菊NGプランでね!って。
勝手に名前を決め菊の花を一切入れないことにした。
葬儀場にスタンドのお花の注文が入って来るが、菊がNGなので、5千円割高だ。
予算オーバーならお手頃価格の菊無しにしてくださいとアナウンスが、、、
それでも全然いいですよぉ〜!
分かってますからって皆さん快く注文してくれました。
私たちのワガママにお付き合い頂き、
心より感謝。
お花が好きなお母さんを、たくさんのお花で見送りたくて。。。
菊にはなんの罪もない。
大変申し訳ないが、いかにも仏花って感じで悲しくなってしまうので、、、。
雰囲気も変わってしまうのでNGにさせてもらった。
スタッフの方々も、とっても熱い方ばかりで、司会者の女性まで自分が書いた文章を私と確認中、泣いてしまう始末(笑)
亡くなってからも、遺影1つで人を惹きつけるお母さん(*≧∀≦)ゞ
素敵すぎるわぁ。
ディレクターは、私の子どもたちにこっそり好物のフルーツを聞き出し、サプライズで無花果と巨峰を棺に入れるためにプレゼントしてくださった。
なんていい人なんだ。。。
絶対、この菊NGプラン売れるよd(>_・ )
って、ディレクターに耳打ちしといた(笑)
だって、参列者のおばさま方みんなうっとりしていたもの(笑)
強烈な姉妹プラス奇行の父は、スタッフを巻き込み素敵な母の最期を作り上げていった。
どうせやるなら葬儀も真剣にやり抜く!
こんなことくらいしかできないから。。。
お母さんが亡くなって、バラバラだった親族が一致団結出来た瞬間をわたしは忘れない。
家族葬にしようと思っていたけれど、一般葬にしてよかった。
お母さんが居なくなってから、最初のお仕事だものね。。。
遺族は一致団結し、仲良くなれる機会をいただけるんだねぇ。
お母さん、ありがとうだよぉ。