送迎バスに同乗している時、、、
ポツリポツリと降ってきたけれど、そのまま止んだ雨。
その雨を見ていたら、なんだか急に寂しくなって、気がついたら自分がポロポロ泣いていた。
隣に座っていた利用者さんは、何も言わずにただ手をギュっと握ってくれた。
普段、何を質問しても、"犬のおまわりさん"を歌ってはぐらかす利用者さん。。。
毎日お母さんから絵本を3冊持たされてくる。
わたしは、彼女とそれを一緒に読む時間が大好きだ。
彼女は、30歳半ば位だけれど、幼稚園児くらいの知能と言われている。
利用者さんは、みんなピュアだから、いつも自分の汚れた心が浮き上がってみえる。。。
そして、自分のイヤなところに気がつかされる。
突然彼女が、
「あめ…………にじ。」って呟いた。
空に虹はかかっていないけれど、
そのコトバはわたしの心に響いた。
絵本の世界の中で生きている彼女は、雨がぱらついた後には、虹が出るはずと思って生きている。
たとえその虹は目に見えなくても、彼女の心の中でかかっているんだろう。
ステキな心の持ち主だ。
そんな彼女の、とてもシンプルな二言で、わたしの涙は止まり、心がほっこり温まる。。。
雨が降った後は、虹がかかる。
虹は天からのご褒美であり、エールでもある!
ありがとう。
たくさん、たくさん、ありがとう。
九州地方の方々、地震は大丈夫でしたでしょうか。
余震が続いているようですが、充分ご注意くださいね。。。