- もやしもん(10) (イブニングKC)/石川 雅之
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「分かるか直保(中略)
お前のいる処がお前の世界の中心なんだ」
もやしもん10巻
石川雅之・イブニングKC
(イブニング掲載)
★あらすじ★
説明不要、読んだら菌が「頑張ったら見えるかも」という気になる国民的農大菌漫画。
白い蛍‥マリーが助けを求めてきた。長谷川は直保たちを連れてプライベートジェットで海外へ飛ぶ‥!
そして黒い蛍も教授を連れて直保を追いかける。おいしい食事、優しい人達、長距離列車。一体ここはどこの国?そして、直保と川浜はついに「ある人物」と再会することになる。
今回菌と教授は少なめ、しかし旨味たっぷりの10巻。
☆☆☆
ドラマは意外に面白かったんですが、やっぱりアニメの二期がみたいですよね。二期のストックはありそうな気もしますが、もしかするとあと一年待つかもしれない。
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆
ネタバレなので、この先はコミックス読んだ人だけ見てください。
今回は情報ナシで読んだ方が絶対面白いです。
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆
10巻は最初から最後まで海外でした。毎回もやしもんは農業と食をいろいろな角度から見せてくれますが、今回はさらに驚きました。この一冊にものすごい熱意を感じました。
多分相当な取材をされたんでしょうね。
マリーに会うためプライベートジェットに乗った直保・美里・川浜と長谷川。しかし彼等が向かったのは、マリーの住むフランスではないのです。
事情が変わり、緊急性がなくなったので列車に乗ることになりましたが、直保は「ここ」がどこかわかりません。
読んでいるこちらもさっぱりわかりません。まず、もやしもんにつきものの「食べ物」がかなりおいしいこと、列車内のドリンクサービスなど、わりと中身が整っていること。
だけど列車がガタついていたり、ダクトがアレでアレな状態になったり。
また、蛍は人里離れた処に家を見つけます。人を避けて住んでいる人がかなりいると教授は言うのです。
列車が「アムトラック」なのであれ?と思ったのですが‥それでも自分は最後までこの国が何なのかわかりませんでした。
川浜や長谷川のように外国慣れしている人ならなんてことないのかもしれませんが、今までいかに「アメリカ合衆国」のイメージに惑わされていたのかと驚きました。
遠くて近い国アメリカ。自分はテレビでアメリカを知ったつもりでしたが、こんなにも違う国だったんですね。
狭い日本だって地方で料理が違うんですから、アメリカでみんながみんなファーストフード食べているわけがない。愛/国心もタバコも州によってバラバラです。
アメリカを描く漫画はたくさんあれど、食文化から迫るとすごいですね。
また10巻はたくさんの見所があります。アメリカ大陸に住んでいる直保の兄、直継や川浜の兄弟もやって来ます。
直継兄さんはかなりの自由人。もやし屋を放り出して海外でぶらぶらしています。直保は相当我慢したみたいですね。長男と次男にはそれぞれの言い分があるわけで。
しかし「悩まなくてよいこと」を直保が悩んでいたのは間違いない。跡継ぎは言い方を変えれば安定した進路ですから。
あと、蛍のアレな傾向もいきなりカタがつきました。これも教授がいう通り「先入観」という魔物のせいなのでしょう。蛍は自分で何でも決められますが、秘密主義ですね。
‥だから、自分はそろそろもやしもんが終わりではないかと思うんです。
及川と葵がおいてきぼりになってしまったりまだ菌たちも活躍しきれていませんが、巻末のクライマックスシーンがマトメにかかったように見えちゃいました。
どうなるんだろうなぁ。
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