以前もご案内させていただいた夏の養生法です。

 

夏は万物が咲きこぼれる生長(成長)の季節です。

陰陽の気(エネルギー)が盛んに交流するので植物は、

花を咲かせ実をつけます。

人間も陽気のパワーが全開になります。

汗をかいて体内の老廃物と毒素を外に出せば心身ともにデトックスになりスッキリします。

 

立夏に新茶を飲む(2020年の立夏は5月5日でした。)

新芽のお茶には生命力が多く宿っています。

メンタル面の安定や血圧の安定に効果があります。

新芽のお茶でなくてもお茶を飲むと、善玉コレステロールが増え、動脈効果予防にもなります。

緑茶3杯でリンゴ1個分のビタミンCが含まれていますので美肌効果もあります。

新月の3日前位から意識的に一日3杯(続けて3杯ではなく、3回に分けて)飲むと効果的です。

*立夏はすでに過ぎていますがお茶の飲み方や効果は年中有効です。

 

 『首』を温める

暑い夏には、店舗や飲食店、電車など冷え過ぎな位、どこでもエアコンが入っています。

対策としては、関節部は寒さに弱いので

』『手首』『足首』を露出しない様に気を付けて下さい。

首はショールを巻いたり、手首まで隠れる長袖の上着を用意したり、靴下で足首を保護するなど、生肌を冷風に当てないようにするといいでしょう。

 

夏場でもバスタブに浸かる

夏場はシャワーだけで済ませる方も多いようですが、エアコンで冷えている身体は循環不良になっていますので、夏場でも必ずバスタブに浸かって下さい。

 

筋力アップ

一年の中で一番運動に向く季節が5月〜7月です。

筋肉は脂肪の3倍エネルギーを必要としますので、筋肉をつけると燃焼型の体になり、体型維持に役立ちます。

減量を目指されている方はこの時期からスタートすると有効です。

夏季の運動はそれ以外にもメリット三昧です。

⑴消化器系が安定するので、食欲が増加し排泄がスムーズになり壮健になります。

⑵消化器系の働きが活性化するので、新陳代謝が高まります。

⑶心臓からの血流量が増えるので、心臓そのものへの負担が軽減します。

 

夏は体が疲れてくると体温調節の機能がダウンし、発熱します。

熱がこもりやすくなるのです。

そのような時にこそ、運動をして汗をかいて体内の熱を発散して下さい。

激しい運動ではなく、歩くという有酸素や軽いストレッチなどでも大丈夫です。

続けることが大切です。

 

一年の健康は夏にあり

夏の陽気のエネルギーを最大限に育てれば、夏に冷えることがなくなり、冬に冷えが原因で起こる病になることを防御できます。

つまり、一年を元気に過ごすことができるエッセンスになります。

逆に夏なのに体調が思わしくないというのは、かなり体が弱っているメッセージともいえます。

その場合は、意識的に正しい食事や良質な睡眠を心掛けて下さい。

 

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