【みあんご！講演会】人生の使命って何？魂に刻まれた「魂職」に出逢うためのヒント

自分は何のために

生まれてきたんだろうか

って考えたことはある？

日々に追われているときは

そんなこと考えてる余裕はない。

それより、今日の仕事のこととか

やらなくちゃいけないことで

頭の中が一杯になってる。

でも人生にはときに、

空白にぶち当たるときがある。

そんなときにふと思うんだ。

私は、なんのために生きてるの？

2017年の私がそんな感じだった。

やりがいのある仕事、

求められている仕事。

それなのになぜか、しっくりこない。

自分がやることは他にあるような違和感。

それに気付いたのは、

母校に依頼を受けて登壇した

講演会の真っ最中のこと。

それは、進路指導の授業のひとつで、

卒業生が今の仕事を語るという会だった。

自分がなぜ今の仕事をしているのか。

そこまでどんな進路をたどってきたのか。

熱を込めて語った最後に、

招いてくださった先生が

こんな質問を投げかけた。

「では、野原さんの今の夢は？」

答えに詰まった。

このときの日記が、

はてなブログに残っている。

〔日記〕夢を白紙に戻したそののち - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海｜野原海明のWeb文芸誌長風呂な性分である。高校生の頃の共同生活で一番辛かったのは、風呂に入ってよい時間が1人20分までだったことだ。風呂の中では、決まって本を読む。髪を洗いながら考え事をする。恥ずかしい失敗を思い出して、一人で呻いていたりもする。あとは、人生について考える。生き方とか、夢だとか、青くさい感じのことを。

mia.hateblo.jp

しばらくの間、夢をリセットしていた。書かなくても生きていけるんじゃないか。求められた仕事をしていて、それが面白いのであるならば。「今の夢は？」という問いには、「明確に目指しているものはないけれど、求められて、流れ流れてここまできたので、もう少し流されてみようと思います」と答えた。

今の仕事は面白い。しかしもし、働かなくても充分生きていけるだけのお金があったら、おれはこの仕事を続けるだろうか。風呂の中で何度も問い直していた。得意で、好きで、喜ばれる仕事。でもおれは、いつもどこかに冷めている自分を感じている。

一方でやっぱり、書いている人にいつも嫉妬している。売れっ子作家にインタビューをしながら、おれがそちら側で話したいと思う。本をつくる仕事をしているオフィスの仲間を、とてもうらやましく思う。

朝日の差し込む風呂の中で、ふと天啓がおりてきた。
書くしかなんだろうな、やっぱり。

死んでもやりたいことは、それなんだろう。書きたいことがなくたって、駄文だって、読む人がいなくたって、たぶんずっと書くんだろう。それが小説なのかノンフィクションなのか、インタビューなのか解説なのかはわからないけれど、とにかくずっと書くんだろう。

このときから、

放置していたブログを

毎日書くようになっていく。

人生何度目かの自分探しが

始まったというわけだ。

その後の流れは前にも書いた通り。

模索して無理やり詰め込んで、

メンタルを壊して会社を辞めた。

精神科に通いながら考えていた。

何も生産性も無い、仕事をしていない

自分に生きる意味なんてあるのだろうか？

その問いが今の仕事に繋がっている。