生まれた日にどの惑星が、

どの星座に位置していたか。

 

実際の天体の位置から見ていく

西洋占星術は「実星」の占いと言われる。

 

四柱推命も占星術と呼ばれるけれど、

天体の配置ではなく、暦から割り出した

周期を星と見なして占う「虚星」の占いだ。

 

その周期がつまりは「干支」なのである。

 

 

干支(えと)というと思い浮かぶのは

子、丑、寅、卯……の十二支だけど、

これは実は干支の「支」に過ぎない。

 

じゃあ「干」は何か?

 

これは「十干(じっかん)」。

甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸。

 

昔の成績表に使われていたやつだね。

現代でも契約書などの表記に登場する。

 

「十干」は日を数えるもの

干支の起源は中国の

殷(いん)王朝だと言われる。

 

殷は紀元前17世紀頃から、

黄河流域で反映した国家だ。

 

またの名は「商」。

農耕が主な生産手段だった。

 

暦を制定するのが殷王の責務だ。

農耕には暦が欠かせないものだからだ。

 

季節の変化を正確に知り、

種まきや収穫に最適な時期を

正しく見極めなくてはならない。

 

 

殷の暦は、時間は流れ去るのでなく、

循環するものとしてとらえていた。

 

日のめぐりは10日で「一旬」。

 

季節の食べ物を「旬のもの」というのは、

この殷の暦の考え方が語源となっている。

 

 

もともと「干」という字は

物を数えるときに使うもので、

「個」と同じ意味を持っているよ。

 

10日を数えるのに十干を使った。

そして最期の「癸」の日には、

次の一旬の吉凶を占ったんだ。

 

なんで10日で一旬なのかというと、

人間が物を数えるときに使う指の数が

10本だから、ということらしい……

 

「十二支」は月を数えるもの

「支」には「区分する」という意味がある。

 

十二支はもともとは「月」を

区切って数えるのに使われていたんだ。

 

約30日間の周期で満ち欠けし、

目に見えて違いがわかるお月様は、

暦を知るのに欠かせないメジャーだった。

 

十二支に、鼠、牛、虎などの

動物をあてるようになったのは

春秋戦国時代(紀元前403~紀元前221年)

になってからのことのようだ。

 

 

なぜこの動物が当てはめられたのか?

その由来についても調べてみたよ。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

 

 

「干支」は年を数えるもの

 

さらに時代は下る。

 

漢の武帝の時代、紀元前104年に

つくられた「太初暦」で初めて、

 

十干と十二支を組み合わせたものを

「年」「月」「日」に割り当てるようになる。

 

 

甲、乙、丙、丁……と進む十干。

子、丑、寅、卯……と進む十二支。

 

これらを順序通り組み合わせると、

 

甲子、乙丑、丙寅、丁卯……

 

全部で60種類のパターンが生まれる。

 

紀元前104年11月1日が「甲子」の日で

起点となった暦が続いているわけだ。

 

 

太初暦はその後、補修されて

「三統暦」となった。

 

3統は、4617年。

 

「年」の干支は60年で還暦、

つまり同じ干支に戻るのだけど、

 

「年」「月」「日」の干支が

自分の誕生日と同じになるには

4617年かかるワケなのだ。

 

 

日本には西暦602年、

推古天皇の時代に中国から

天文書や暦本が輸入され、

 

その2年後の604年から暦日が

採用されて「甲子の年」が始まった。

 

歴史で習う「壬申の乱」はつまり、

「壬申」の年に起きた乱という意味。

 

甲子園球場は「甲子」の年に

建てられたからそう名付けられた。

 

 

今では干支って言うと

十二支しか思い浮かばない

人のほうが多いかもしれないけれど、

 

少し前まで十干十二支は

わりと普通に使われていたんだ。

 

 

 

子宮推命の基本となる

干支のルーツを探ってみました。

 

子宮推命とは、中国発祥の占い

四柱推命から生まれたものだよ。

 

 

 

参考にした文献は、

『易、風水、暦、養生、処世

 東アジアの宇宙観(コスモロジー)』。

 

 

そして『暦と占い 秘められた数学的思考』。

 

 

『暦はエレガントな科学

 二十四節気と日本人』。

 

 

 

さて、子宮推命では

生年月日の干支からその人の

本質や才能を読み説いていく。

 

このとき鍵になるのが「陰陽五行説」。

詳しくはまた次回にお話しましょう。

 

 

みあんご!

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