宇宙料金という支払い方法は、
プリミ恥部こと白井剛史さんが
編み出されたものだ。
プリミさんの宇宙マッサージは、
この宇宙料金で提供されている。
宇宙料金とは何か？
サービスや商品を提供する人が
売りたい値段をつけるのが
これまでの常識だけれど、
宇宙料金の場合は、
サービスや商品を受け取る人が
インスピレーションで値段をつける。
金額は支払う側の感性や
お金に対する価値観の他に、
生活状況によっても変わる。
金額が固定されていることで、
お申込を躊躇われてしまうのを
避けるという意味もある。
提供する側はより良いものを
差し出せるように向上し続ける。
お寺のお布施に似ているが、
宇宙料金に相場とか存在しない。
他の人と比べるものじゃないんだ。
そして「気を使ったら即死」と、
プリミさんはよく書かれている。
気を使うのでなく、愛を使う。
それが宇宙料金で体験すること。
宇宙料金で失敗するとき
私は今の仕事を始める前から
個人事業主だったわけだけど、
決められた仕事を受注する
フリーのライターだったから、
自分の商品を作る経験はなかった。
2019年11月、初めて自分の
商品をメニューに掲げたとき、
値段をつけるのが恐かったんだ。
宇宙料金を知ったのはその頃だ。
こりゃあいいぞ、と私は思った。
自分の商品が未熟であろうとも、
お客さんに「高すぎる！」と
思われることはない。
だが、そういう逃げから
宇宙料金を取り入れても
うまくはいかないのだ。
始めたばかりのヒーリングに
お申込が全然入らなかった。
「興味ある！」と言ってた友人に
「なんで申し込まないの？」と尋ねる。
「いくら払ったらいいか、
わからなすぎて恐いよ……」
という返事が返ってきた。
ああー、なるほど……
まずは私自身が、どのくらいの
価値を届けたいか設定しなきゃ。
この失敗はよくある
もののようでして、
『まぁまぁマガジン』24号の
「特集 プリミ恥部」後編で、
編集長の服部みれいさんは
こんなふうに語っている。
わたしもある講師の方をお呼びしたイベントで宇宙料金をやってみたんですが、そのときはまだ早かったと感じました。ただ、やってみることで、「自分はこの講座に対して、こういう価値を感じています」と、まずわたしが丁寧に設定したうえで、宇宙料金をはじめないといけないんだ、とか、わかってきたんです。
（『まぁまぁマガジン』24号、エムエム・ブックス、2022年11月、p147-148より）
実はすでに、2019年刊行の
『murmur magazine for me(n)』
でプリミさんはこう語っている。
自由料金をつづけるには、自分にとってお金とはどんなものか？ お金とどうつきあっていくのがお金も自分も心地いいか？ いまどのくらいのお金があれば自分の現実は自由にスムーズに居心地がよくなるか？ ということを、自分のなかで明快にしておく必要があります。
（白井剛史（プリミ恥部）「宇宙料金と愛のお金のはなし」『murmur magazine for me(n)』第4号、エムエム・ブックス、2019年2月、p38より）
この文章を読んでから私は
宇宙料金を始めたはずだけど、
ちゃんと吸収できてなかった。
お金とどう向き合うのかを
お客さんに丸投げしてた。
それじゃうまくいかないんだ。
宇宙料金でわかること
サービスを提供した後にいただく
宇宙料金は、もちろん提供する側の
サービスの質を計るものでもある。
提供する側が手抜きをしたら
お客さんの感じる価値は下がる。
お客さんからもらう金額も下がる。
サービスのクオリティを上げていく
モチベーションにも宇宙料金は役立つ。
でも、それだけじゃない。
宇宙料金は、お金というエネルギーが
どんな状態にあるのかを教えてくれる。
お客さんが支払う金額は、
そのお客さんがお金に対して
どう感じているかを表している。
私のところにいらっしゃる
お客さんのお金に対する価値観は、
そのまま私の価値観を映し出す鏡。
お客さんが「金額を決めるの恐い」
というのなら、それが私の中にある
お金というものの価値観だ。
まったくそのままではないか……！
自分のサービスに図太くも
それなりの値段をつけられる
ようになった今では、
宇宙料金で失敗するときの
感じ方が変わって来たんだ。
うまくいっていないときの私は、
こんな金額じゃやってられない！
という不満を感じてしまう。
思っていたより金額が
少なく感じるときは、
私のサービスの質が自分で
思ってる程じゃなかったという
残念なお知らせでもあるけれど、
それ以上に、私が人に払う
お金を出し渋っているときだ。
気持ち良くお金を払えていない。
省みるべきなのは、自分の愛。
・
・
宇宙料金、とても奥が深いです。
大変興味深い仕組みだけれど、
まだまだすべてのメニューを
宇宙料金にするには至ってない。
とりあえず2024年2月現在は、
チャットで完結するサービスのみ
宇宙料金を取り入れています。
目に見えない情報空間を書き換え、
現実を変化させる「猫又の呪術」と、
易による占い「みあんご！八卦」。
今はメニュー一覧には
掲載していないこの二つ。
表に出してないのにはワケがある。
このメニューを作ったときの私は、
セッションをやる気が失せていた。
対面のセッションって、
もともと自分は苦手だと
思っていた分野だった。
やってみれば楽しいし、
需要もやりがいもある。
でもできればセッションはやらず、
好きな文章だけ書いて生きてたい！
……と当時は思っていたんだ。
でも、今は違う。
求めてもらえているセッションを
しっかり届けていきたいと思う。
そしてそうやって稼いでいきたい。
そう思うと、セッションする
気が失せていた当時に作った
メニューを「逃げ」だと感じた。
だから一度メニューから下げた。
でもね、ありがたいことにこの
チャットで完結するメニューも
需要があるのですよね。
メニュー一覧には載ってないけど、
探して申し込んで下さる方は
途切れずに続いている。
じゃあやっぱり、ちゃんとやるか！
セッションからの逃げではなくて、
ひとつひとつ、大事なサービスとして。
というわけで、後ほどメニュー
にも復活させようと思ってます。
それと、もうひとつ復活して
欲しいと望んでいただいている
メニューも実はあるんだ。
そちらも宇宙料金にする予定だよ。
楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
さて、今の私が考えている
お金とはどんな状態なのか？
宇宙料金が教えてくれるだろう。
みあんご！
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