40歳を越えたあたりから、妻を相手にオーラルセックスの研究し、顧客や部下行員に実践している。

舌と唇を研ぎ澄まし、相手の肉体を丁寧に、貪るように味わう行為は奥が深い。

どこまで女性の奥を引き出せるか。

私は毎回、その境界に挑んでいる。


男性器の扱いもまた然りである。

多くの女性は、ただ夫や彼氏の言われるがままに口内で処理しているのではないか。

あの器官に潜む欲望の構造を理解しないままに。

包皮の薄さ、裏筋の敏感さ、亀頭の膨張にともなう皮膚の張り──そのどれもが、愛撫の手がかりであり、攻めの起点である。

口に含んだ瞬間の硬さと温度の変化、舌を這わせたときの震え。

それらを丹念に拾い上げていく快感の積層は、言葉にできないほど官能的で、支配的だ。


パートナーとのこうした営みを言葉にすることは、いまだに忌避されがちだ。

しかし、快楽の深みは、羞恥を超えた先にある。

妻の身体を通して、声を、震えを、匂いを、味を通して、私はなお学び続けている。

快楽には終わりがない。

ただ深く、ただ濃く、ただ熱く──その先を、私はまだ知らない。

研究の日々は続く。