もうすぐ | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


二月なのに日中は暖かいですね。


昨年のことを思うと、こんな暖かかったかな?


もっと空気も風も冷たくて、


史織を病院に連れて行く時は、毛布を何枚もぐるぐる巻きにして、


湯たんぽも入れて移動してたのになぁと思います。


あの日は大阪は雪も降っていましたし。


良いのか悪いのか、今年は暖冬ですね。


そんな一年前のことばかり考えているからなのか、


ここ一週間、ほぼ毎日のように夢に娘が現れます。


あの日が近づいてるから?


私がいつも以上に寝る前に考えるから?


何か伝えようとしてるから?


夢の中で痛がっていたり、泣いていたり。


かと思えば別の日はとことこ歩き回って遊んでいたり。


学校行きたくない!って泣いてる日もあったり。


夢で会えるのは凄く嬉しいですが、


内容によっては物凄くきついものもあります…。


自分の今の気持ちが不安定だからだろうな。


周りにはそんな風に見せませんが、


やっぱり胸が苦しい。


この時期は何かと辛いと周りのお母さんから聞いていたけど、


やっぱり辛いですね。


突然、前触れもなく、泣けてきて、


子どもみたいに、わんわん泣いて、泣き疲れて、


だけどどこかスッキリして。


思い出して悲しくなる時間が増えたりしています。


そんな大切な日をもうすぐ迎えるので、少しずつ準備もしています。


娘の好きだったものを集めたり、並べたり…


そして、有難いことに友人や娘のお友達が会いに来てくれたり、


贈り物が届いたり。


史織を思い出して想ってくれる


みんなのその気持ちだけで救われてるというか、


娘はちゃんと生きたんだなって思うし、


気持ちが温かくなります。


やっぱりしんみりするのは娘らしくない気がするし、


娘らしく、華やかに、もうすぐ来る“あの日”を迎えてあげたいなと思います。









食べることが大好きだったから、



好きだったものを思い出して、いっぱいお供えしてあげよう。