訪問医との再会 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


数日前のある日のこと。



息子の学校の保健室の先生から、



『〇〇くん、胃が痛いと言って、ずっと保健室で横になっていて、



休んでも良くならないそうで、お迎えに来てもらえますか?』



と、連絡がありました。



息子は「胃が痛い」と。



熱はないし、下痢でもない。



ストレスかなぁ…



帰宅して、横になると少しマシになったと言ったので、様子を見る事にしました。



この日は金曜日で、土曜日は割と元気だったので、週末ゆっくり休んだら良くなるかなぁと思いながら…



しかし、日曜の夕食後、やっぱり胃が痛い。と。



翌日学校を休ませて、病院へ連れて行く事にしました。



息子のかかりつけ医。そこは、娘がお世話になった訪問医でもありました。



在宅医療でとってもお世話になった先生。



あれから、お会いするのは初めてで、



会うと色々思い出してしまって、辛いかなぁ。



とか、なんだか少し気まずいなぁ。



病院変えた方がいいのかなぁ。と正直、色々思ったりもしました。



だけど、息子の事も、我が家の事情も全てわかってくれている。



そんな安心感がある先生いないです。



そして、やっぱり直接お礼を言わなきゃいけない。言いたい。



と、思いました。



胃の痛みも、もしかすると、ストレスからかもしれない。



色々事情をわかってくれているだけあって、



考えてくれるんじゃないかと、少し緊張の中、受診しました。



先生は、私たちを見ると、



『至らないところもたくさんあったと思います。』



と、謝罪されました。



そんな事、全く思ってもいないし、



先生や看護師さんには、本当に最善を尽くして頂いたし、



本当にお世話になったし、娘の在宅医療を受け入れて下さってありがとうございました。



という気持ちしかありませんでした。



それをちゃんと、伝えることができて肩の荷が下りたようでした。



そして、続けて先生は、



『今まだ日が浅いですし、大変な時期だと思うから、



ご家族の方が来院するのが困難な時は、往診しますから、



休日でもいつでも、遠慮なく言って下さいね。』



と、言って下さりました。



ありがたいです。その気持ちが嬉しかったです。



息子のお腹を聴診してもらうと、かなりギュルギュル動いてるみたいで、



熱はないけど、今、胃腸炎も流行ってるし、軽い胃腸炎かな。



と、胃薬と整腸剤と念のため軽めの抗生剤とアレルギーの薬と、



頓用で吐き気止めの薬を処方してもらいました。



そして、会計を待っている間、お世話になった訪問看護師さんが私たちに会いに来てくれました。



嬉しかったです。



短い間だったけど、濃厚に一緒に過ごした訪問看護師さん。



こうして、今も気兼ねなく接する事ができて、嬉しく思い、



病院変えた方がいいかなぁ。と、過った事を反省しました。



人との関わりや繋がり。



これも、娘が残してくれたものだなぁと噛み締めていました。










この洗濯機の爪研ぎがお気に入り。



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