娘は、入退院を繰り返していて、幼稚園は全く行けませんでした。
だけど、小学校入学のタイミングは、治療を終えて、退院していました。
集団生活が未経験な娘。
体力的にもみんなと同じようにいきません。
それに加えて、この時、新型コロナという未知のウイルスが世界中で蔓延していました。
病弱児としては、不安要素がいっぱいでした。
地元の学校のご配慮で、うららちゃんとは同じクラスにしてもらいました。
うららちゃんは、いつも娘のサポートをしてくれていました。
手を繋いで歩いてくれたり、時にはランドセルを持ってくれたり。
支度や行動がスローペースな娘のそばにずっと付いていてくれて、助けてくれていました。
私も、そんなうららちゃんの存在に、感謝と安心感を持っていました。
それは、病状が進んでしまった、終末期の時も。
しーちゃん、しんどくない?
水飲む?
何か取ろうか?
と、いつも、声を掛けてくれていました。
フェントステープの貼り替えの時間になると、
『シール貼り替えた?』
と、確認してくれていました。
導尿のタイミングには、
『みんな、あっち行くよ!』
と、みんなに声を掛けてくれて、
導尿が終わるまで、みんな部屋を覗いたりしないように見張ってくれていたことも。
お出掛けの時は、車から降りる際、娘がいつも乗っているバギーをすぐに降ろしてくれて、
セッティングしてくれ、
私が娘を抱きかかえて、
うららちゃんが後ろでバギーが動かないように支えてくれていました。
車に乗り込む時も、私が娘を抱きかかえ、チャイルドシートに乗せ、
その間に、うららちゃんがバギーを畳んで車に乗せてくれる。
駐車場では車椅子優先の場所をすぐ探してくれていました。
とても良い連携プレーでした。
私も助かったし、すごく頼りになりました。
娘も次第に、うららちゃんの優しさを感じとり、
心を開いて、安心しているように見えました。
いや、安心していたね。
娘にとって、しおり会メンバーの中で、
安心する存在は、(お兄ちゃんを抜いて)うららちゃんが第1位と言っていましたから。
うららちゃんは、きっと、使命感が強いんだろうな。
そんな、うららちゃんですが、タイトルにあったように、
将来の夢は、
「小児科の看護師」に決めたようです。
うんうん。向いてる気がする。
うららちゃんのおばあちゃんも看護師さんです。
そんなおばあちゃんに似たのでしょうか。
責任感が強くて、すぐに気が付く。
自由研究では、「AEDはどこに置いているか」というのを調べたそう。
そして、私に、AEDはこんな所やあんな所に置いてあるんだよ。
と、教えてくれ、
一緒にお出掛けする時も、あ、ここにAEDある!
とよく話していました。
そして、そんな責任感の強いうららちゃん。
『しーちゃんが頑張ってた母子センターで働きたい!』と言ってるそうです。
今から頑張る!と。
嬉しいですね。
そして、『耳が聞こえない患者さんもいると思うから、手話も習いたい。』
と言い出しているみたいです。
9歳で将来の目標ができて、立派です。
目標はこの先変わるかもしれませんが、
その気持ちを純粋に応援してあげたいですね。
頑張り過ぎず、頑張ってほしいです。
私にも懐いてくれる、うららちゃん。
特に用もないのに、ふらっと我が家に遊びに来てくれては、私とずっと喋っています。
他愛もない会話を永遠に。笑
だからこそ、私も我が子のように接しています。
(あれ?お互い友達感覚なのかな?)
そして、そんな、うららちゃんは、クレヨンしんちゃんをこよなく愛しています。
(ギャップ…笑)
絵も上手です。
今度は史織が恩返しする番。
うららちゃんのこと、ずっと見守って応援してるからね。
うららちゃんの紹介でした。