『四月は君の嘘 4巻 (新川直司)』の感想 | まんが栄養素

まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【マンガ感想】

 

『四月は君の嘘 4巻 (新川直司)』

 

4063713458 四月は君の嘘(4) (講談社コミックス月刊マガジン)
新川 直司
講談社 2012-09-14

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻

 

 

【あらすじ】

宮園かをりのたっての願いを受け、有馬公生はコンクールの舞台に帰ってきた――。そして、そこには成長したかつてのライバル達が待ち構える。大本命と噂される相座武士は、圧巻のショパンを披露。井川絵見は力強い音色を奏で始める。「有馬公生を否定する」ために弾きつづける少女の旋律とは? そして、ブランクと音の聴こえぬハンデを背負う元天才少年の演奏は?

 

 

『さよならフットボール』の作者の最新作です。

 

主人公・『有馬公生』は、小さい頃、様々なピアノのコンクールで優勝をしていた天才少年だった。

しかし、母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなる。 目標を失った彼は抜け殻のような日々を

過ごすわけだが、ある日、友人の付き添いで行ったダブルデートで、光り輝く女の子と出会う・・・。

 

というような感じで始まるストーリー作品でして、元天才少年で現在は普通の中学生の『有馬公生』が

幼馴染の女の子に振り回されつつも、個性的な才能を持ったヴァイオリニストの女の子に出会うことで
再び、光り輝こうとする青春ストーリー作品です。

 

----------

 

ここからは、4巻の感想。

4巻では、『毎報音楽コンクール』という毎報新聞社が毎年主催している全国規模のコンクールに

出場することとなりまして、ライバルたちの演奏が描かれつつも、主人公・『有馬公生』の演奏が

描かれることとなりました。

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 4巻
 

そんな4巻で注目したいのは、やはり主人公・『有馬公生』の演奏までの時間ですね。

このイベントは、2年前のライバルで現在でも主人公・『有馬公生』を追いかけ続け、

現在では日本のトップクラスの実力を持っている『相座武士』と『井川絵見』の演奏が

終わったところから始まるイベントでして、2人の熱演を見た主人公は気持ちが高ぶりを

抑えつつも、演奏の準備を行うこととなりました。

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 4巻

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 4巻

主人公・『有馬公生』の演奏が近づいてくるにつれて、幼馴染の『椿』もだんだんと緊張を

してしまい気分が悪くなるわけですが、幼馴染の『渡』は「(主人公も)男だから大丈夫」と

言い『椿』を励まそうとしますし、『宮園かをり』も主人公は演奏家だからコンサートの空間に

いれば触発されて実力を出し切れると言います。

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 4巻

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 4巻
  
まんが栄養素-四月は君の嘘 4巻
 

そして、主人公・『有馬公生』の演奏が始まることとなります。

演奏中に主人公の過去イベントが描かれつつも、母親の亡霊に悩まされる様子が

描かれていきます。 その後の展開に関しては、ネタバレというかまだ読んでいない方への

ネタバレとなってしまうので詳しくは書きませんが、主人公・『有馬公生』が前に進んでいこう

とする様子は非常に興味深かったですし、何よりも、主人公のトラウマの根深さの理由が

描かれたのも非常に興味深かったですね。

 

次巻の主人公の演奏の続きが気になります。

次巻も楽しみです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

上記では取り上げませんでしたが、今巻は、ライバルたちの演奏がメインでしたね。

主人公がそのライバルたちの演奏に対して、どのような演奏をするのか気になりますね。

次巻も大いに期待したいです。

 

点数的には

90点

です。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ