【マンガ感想】
『くすりのマジョラム 2巻 (鈴城芹)』
くすりのマジョラム (2) (まんがタイムKRコミックス)
鈴城 芹 芳文社 2011-09-27 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻
【あらすじ】
魔女っ娘薬剤師、再び! あいもかわらず色んな騒動が飛び込んでくる馬放調剤薬局ですが、ラムの魔法薬はますます絶好調。だけどたまには、お薬じゃ解決できないコトもあるようで……?鈴城芹の贈るハートフルコメディ、第2巻いよいよ登場っ!
小学生にしか見えない26歳の薬剤師・『馬放ラム』が活躍する4コママンガです。
魔法の薬が貰えるという噂がある『馬放保険調剤薬局』。
その薬局で働いている26歳の薬剤師・『馬放ラム』はナント本物の魔女であった!
『馬放ラム』が作る魔法の薬で、風邪でも恋愛でも何でも解決していく・・・・はず。
という感じの作品でして、魔法の薬を求めて『馬放保険調剤薬局』を訪れてくる人々に、
主人公・『馬放ラム』が様々な魔法の薬を処方するというコメディー4コママンガです。
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ここからは2巻の感想。
2巻では、1巻と同様に主人公・『馬放ラム』を中心としたドタバタとしたコメディー話が描かれつつも、
海水浴イベントが描かれたり、ハロウィーンイベントが描かれたり、温泉イベントが描かれたり、
お見合いイベントが描かれたりと多くの話が収録されております。
そんな2巻で一番面白かったのが、お見合いイベントですね。
このイベントは、姉・『馬放ラム』と妹・『馬放ユキ』の父親の同僚の奥さんが持ち込んできた
お見合い話を妹・『馬放ユキ』が受けることとなったところから始まります。 お見合い話ですが、
一応、破談になってもOKという条件であるため、妹・『馬放ユキ』も気楽に受けることとなったわけ
ですが、ナント、そのお見合い相手は仕事場の同僚の兄で小学校の先生である『浜路市矢』でした。
ちなみに、なぜ、姉・『馬放ラム』ではなく妹・『馬放ユキ』がお見合い話を受けることとなったのかと
言いますと、姉・『馬放ラム』の小学生のような容姿が大きな問題であるからのです(笑)。
ということで、妹・『馬放ユキ』と『浜路市矢』のお見合いが始まったわけですが、両方ともに
破談する予定であるため、変な緊張感は無くかなりリラックスした雰囲気で話がはずんでいきます。
元々、この2人は相性が悪くは無かったため、なかなか良い雰囲気な2人が描かれていくわけですが、
途中で姉・『馬放ラム』が邪魔しに来たため、結局、中途半端な形でお見合いイベントが終了する
こととなりました。
そして、見合い終了後、上記の画像のイベントが発生します。
状況説明の必要はなさそうですが、一応、状況を説明しますと、お見合いイベントが終わったため、
立ち上がろうとした妹・『馬放ユキ』ですが、足がしびれてしまい立ち上がれませんでした。
そんな妹・『馬放ユキ』に対して、『浜路市矢』は(破談前提のお見合いだったため)無理はしなくて
良いのに・・・と言いつつも、良く頑張ったねと言い、妹・『馬放ユキ』の頭をなでることとなりました。
ちなみに、何故、『浜路市矢』が、妹・『馬放ユキ』の頭を撫でたのかと言いますと、『浜路市矢』自体、
相手が一歳でも年下ならばその相手を子ども扱いしてしまうという“癖”を持っているかららしく、
つまり、年下である『馬放ユキ』を女性ではなく年下の子供として「足がしびれるまで良く頑張ったね」と
頭をなでて褒めただけのようです(笑)。
その『浜路市矢』の行動は、妹・『馬放ユキ』のツボに上手い具合にハマってしまったようで、
妹・『馬放ユキ』が照れる様子が描かれたり、妹・『馬放ユキ』が『浜路市矢』に対して悪い印象を
持っていないことが語られるイベントなどが描かれまして、恐らく、多くのラブコメスキーな読者の
心をキャッチすることとなったと思われます(笑)。 まあ、このイベントが起こったからといって、
恋愛フラグが立ったわけではなさそうなので、今後、この2人の関係がどのように進展していくのか
気になるところでありますが・・・・。
もし、次巻があるならば、このイベントの続きが読んでみたいですね。
個人的には、この2人による恋愛イベントなどが描かれると最高なのですが・・・。
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【総評】
1巻と同様に面白く仕上がっております。
上記で取り上げた話以外にも、面白い話が多く収録されているので、1巻が面白いと
感じた方ならば、2巻は安心して買うことができる内容であると思います。
次巻も楽しみです。
点数的には、
88点
です。
では、ここまで。