【マンガ感想】
『ねこのひたいであそぶ 1巻 (なんにゃか)』
ねこのひたいであそぶ (1) (まんがタイムKRコミックス)
なんにゃか 芳文社 2011-04-27 by G-Tools |
【あらすじ】
終業の鐘が鳴ったら、中学校を飛び出して――。とある町、苗たち仲良し中学生4人は遊ぶのがだ~いすき。夏は川辺へ秋は落ち葉の中へ、雨の日も星降る夜も町中を駆け回る!! 幸せの瞬間を届ける、なんにゃか待望の初コミックス!!
4コママンガです。
機械類に強い・『苗』、スポーツ大好きな元気娘・『実紀』、写真好きな・『羊子』、
読書が大好きな・『綾音』の4人の中学生が色々と町中を駆け回る・・・。
というような感じの作品でして、4人の個性的な中学生の女の子達が、放課後を舞台に、
町中で色々と遊ぶ姿を描いたコメディー4コママンガです。
主な展開としては、放課後を舞台に、4人の中学生の女の子達が、かくれんぼをしたり、
秘密基地を作ったり、サッカーをしたり、宝探しをしたり、虫取りをしたり・・・する姿が面白おかしく
描かれていくこととなります(舞台となる場所は、かなり田舎っぽい場所である)。
そんな作品で一番印象に残った話は、流星群を見るために4人が『苗』の家に集まった話です。
この話は、流星群が来るという夜に、4人でその流星群を見ようと思い集まったところから始まりまして、
その流星群が来るという時間(午後一時くらい)までのやり取りを面白おかしく描かれていきます。
流星群が来るまでに、まだまだ時間があるようで、星に関するトークが始まることとなります。
個人的に、『実紀』の冒険風の妄想トークや、文学少女らしい『綾音』の宇宙トークは各キャラクターの
特徴を捉えた面白い話であったと思います(特に『実紀』の話は彼女らしさが出ていて良い)。
とまあ、そんなトークを繰り返すわけですが、流星群が来る前にメンバーが眠くなってしまいます。
この流星群を見ようと提案したと思われる『苗』は、なんとか皆の眠気を取り除こうとコーヒーを
出したりするわけですが、結局、他のメンバーと同じように眠気には勝てず、仮眠と称し
寝てしまいます(笑)。
(↑明らかな失敗フラグ発生)
この話の最終的なオチに関しては、ネタバレというか自分で読んだ方が面白いと思うので、詳しくは
書きませんが、このような完璧な失敗フラグが立てていながらも、ただ普通に失敗させるのではなく、
逆に、上手くハッピーエンドで纏めているのは非常に上手いな~、と思いました。
次巻が発売されるならば、この話のようなホンワカさせてくれる話が多く読みたいですね。
次巻も楽しみです。
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【総評】
可愛らしい絵柄に、のんびりとした世界観な4コママンガです。
典型的な田舎の日常系漫画という感じの作品で、派手な展開は一切ありませんが、
何度も繰り返し読んでしまいたい魅力がある作品だと思います。 のんびりとした作品が
好きな方にお薦めしたいですね。
点数的には
85点
です。
では、ここまで。