【マンガ感想】
『うちの大家族 8巻 (重野なおき)』
うちの大家族8 (アクションコミックス)
双葉社 2010-03-27 by G-Tools |
【あらすじ】
『月刊まんがタウン』『コミックハイ!』に大人気連載中! 千葉県花見川区に住む三男五女+父親+一匹の熱血青春ホームコメディ。
4コママンガです。
タイトル通り、『父親+8人の子供+犬』という大家族の毎日を描いたホームコメディです。
普段4コママンガを読まない人でも楽しめる作品だと思います。 お薦めです。
----------
ここからは、8巻の感想。
8巻では、表紙の五女・『リン』が関わってくる話が多く描かれつつも、バレンタインネタが描かれたり、
エイプリルフールネタが描かれたり、内野家が放火魔に狙われたり、『愛子』がウエディングのモデルに
なったり、タイムカプセルネタが描かれたりと多くの話が描かれております。
そんな8巻でお気に入りなのが、バレンタインネタですね。
このイベントは、女性にモテな過ぎて“くたばれバレンタイン同盟”を作っている次男・『大吾』に
バレンタインの日にまさかの春が訪れるかもという感じで始まった話です。 この話の面白いところは、
『大吾』自身、初めての身内以外からのバレンタインチョコが貰えるということで浮かれている姿が
描かれているところでして、女性を意識して二枚目な表情になったり、兄妹からの「勘違いだ」という
言葉を華麗にスルーしたりする描写は声を出して笑ってしまいました(^^ゞ。
この話の最終的なオチは、『大吾』らしい散々なモノでして、なんと言うか非常に可哀想なのですけど、
『大吾』が弟・『とおる』のように幸せになってしまったら、この作品の面白さが半減してしまうので、
個人的には、こういう散々なオチで良かったな~、と思ってしまいました(笑)。
それ以外で面白かったのは、次女・『キリカ』のコミュニティサイトの話です。
この話は、『キリカ』が管理人をしているコミュニティサイト・“三ツ葉コミュニティ"に集まる人々の
雑談を面白おかしく描いている話です。 この話の面白いところは、そのコミュニティサイトに集まって
来る人々が全員、この作品の登場キャラクターである点でして(もちろんお互いに誰かはわからない)、
なかなか面白い恋愛論が描かれております。 特に、『いて座の女』さんの意見は中の人の年齢から
考えられないほど大人でして、さすが彼氏がいるだけあるんだな~と感じました(笑)。
まあ、そんな『いて座の女』さんのアドバイスを無にしてしまうのが『里見百合絵』らしいところでして、
この話の最終的なオチは、上記の『大吾』のイベント並みに散々なオチになっております(笑)。
とはいえ、次巻は『父親』が主役になりそうなので、このイベントが何かしらの影響を与えるのかも?
そうなったら、そうなったで、面白くなりそうですけど。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【総評】
面白いですね(^^ゞ。
安定感抜群な作品でして、ファンならば絶対に楽しめる内容となっていると思います。
次巻は、『父親』にスポットが当てられると思うので、次巻も期待したいと思います。
点数的には
90点
です。
では、ここまで。