【マンガ感想】
『ゆゆ式 2巻 (三上小又)』
ゆゆ式 (2) (まんがタイムKRコミックス)
芳文社 2010-02-27 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻
【あらすじ】
ゆずこ、縁、唯のゆるゆる学園生活はますますゆとり絶好調!ノリと空気だけでどこまでも突っ走ります!唯のことがちょっと気になる相川さん、唯のことが気になる相川さんのことが気になる岡ちーなど、三人の周りにもちょっと注目~!
のほほんとした学園4コママンガです。
<情報処理部>
昔は就職活動をサポートするための主にパソコンを用いた研修を目的とする部活動だったが、
今では部長(縁)の気まぐれテーマをネットで調べるだけの部になっている。
部員は、『野々原ゆずこ』・『櫟井唯』・『日向縁』の3名のみ。
という部に所属している3名を中心とした『のほほん4コママンガ』でして、
『野々原ゆずこ』・『日向縁』のダブルボケに対して、『櫟井唯』が突っ込み続けるという作品です。
主な展開としては、『野々原ゆずこ』の計算ボケと、『日向縁』の天然ボケに対して、
『櫟井唯』が突っ込み続けるというのが基本パターンでして、その基本パターンの中に、
百合要素やプロレスネタなどを織り交ぜてストーリーが構成されています。
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ここからは、2巻の感想。
2巻では、1巻と同様のキャラクター同士のゆるーい会話シーンが描かれつつも、
気弱な学級委員長・『相川千穂』が新キャラクターとして登場してきて、ますます賑やかになっています。
そんな2巻の注目点は、やはり新キャラクター・『相川千穂』の登場ですね。
彼女は、主人公達のクラスの学級委員長でして、この作品では数少ない巨乳キャラクターです(笑)。
学級委員長ですが気弱な性格でして、『松本頼子先生』と同じく人畜無害系のキャラクターとして、
主人公達(主に『野々原ゆずこ』)が織り成すイベントに色々と巻き込まれていくことになりました。
そんな『相川千穂』が登場したことの利点としては、やはり『野々原ゆずこ』・『櫟井唯』・『日向縁』の
主人公3人組が一体周りからどのように思われているのかが、第三者視点で描かれたことですね。
個人的にですが以前から、情報処理部という何をしているのか判らないような怪しい部活動に参加しつつ、
常に3人で意味不明な会話をしている主人公3人が、クラスでどのように思われているのかが気になって
いたので、彼女を通して主人公3人がクラスの人々からどのように思われていたのかが描かれたことは、
非常に面白い試みであったと思います。
また、彼女の登場で、話のバリエーションが増えたことも大きな利点の一つであると思います。
特に、『野々原ゆずこ』が彼女に写真メールを送るイベントはこの作品では珍しくサービスカットもあって、
なかなか楽しく読むことが出来ました(笑)。 もし、次巻が発売されるならば、この写真メールイベントは
ぜひとも続けていって欲しいところです(笑)。
いや~、面白かったですよ。
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【総評】
1巻よりも面白くなっております(^^ゞ。
『櫟井唯』と『日向縁』との出会いが描かれた話も収録されておりまして、
ますます話の幅が広がった感じがしますね。 次巻も楽しみです。
点数的には
88点
です。
では、ここまで。