『木造迷宮 3巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『木造迷宮 3巻 (アサミ・マート)』

 

419950172X 木造迷宮 3(もくぞうめいきゅうスリー) (リュウコミックス)
徳間書店 2010-03-13

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻

 

 

【あらすじ】

世間の片隅で三文小説を書いて暮らしている冴えない独身男の「ダンナさん」。彼の家には、可愛くて家事上手な女中の「ヤイさん」がひとつ屋根の下で暮らしている。照れ屋で自分の気持ちを伝えるのが苦手なふたりの・・・恋愛未満ほのぼの日常物語。雑誌、新聞の書評に取り上げられ、第12回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出された話題の和風メイド=女中さんが贈るほのぼのコミック第3弾。今回は温泉旅行もあります。お約束の入浴シーンも・・・。

 

 

昭和を舞台にしたような世界観の作品で、三文小説家(?)の『ダンナさん』と、

彼の家に住み込みで働く女中・『ヤイさん』によるほんわかコメディー作品です。

 

この作品の最大の魅力は、『ヤイさん』という若い女中さんですね。

『大和撫子+美少女+黒髪+割烹着』という外見に加え、家事全般をそつなくこなし、

さらに、明るく愛嬌があり、誰にでも好かれるという完璧超人系キャラクターです(^^ゞ。

現在は、元教師で現在三文小説家(?)で独身の『ダンナさん』の家に住み込みで働いており

ほのぼのと日々を平和に暮らしています。

 

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ここからは、3巻の感想。

3巻では、前巻同様に『ヤイさん』と『ダンナさん』とのやり取りを描きつつも、

『ダンナさん』の小説のファンである眼鏡っ娘・『セッコ』と『ダンナさん』とのイベントや、

『サエコさん』が色々と関係してくるイベントなど多くの話が描かれております。

 

そんな3巻のメインとなるのは、『ヤイさん』の過去編でしょう。

この話は、『サエコさん』が『ヤイさん』を連れて田舎の方へ慰安旅行に行ったことから始まりまして、

その田舎の旅館で『ヤイさん』の昔の知り合い(女将さん)と出会うことで過去編が始まりました。

 

『ヤイさん』は生まれてすぐに両親に捨てられてしまいますが、すぐにお金持ちの家に拾われ、

小さい頃からそのお金持ちの家でお手伝いさんとして働いていたそうです。 幸いなことに、

その家の人々は良い人ばかりで、全員が『ヤイさん』を大事に育ててくれたようでして、

『ヤイさん』にとってその時代の出来事は、とても大事な思い出であるようです。

 

特に、小さいながらも女中であるため学校に行っていない『ヤイさん』に対して、『大ダンナ』自身が

昔に使っていたであろう教科書を使って『ヤイさん』に文字の書き方や読み方を教えてあげるシーンは、
この作品らしい暖かいエピソードでして、何度も何度も読み返してしまいました(^^ゞ。
 

もし、次巻以降に、『ヤイさん』の過去編が描かれるのであれば、これ以外の『大ダンナ』と『ヤイさん』の

エピソードが読んでみたいですね。 まあ、当分先になりそうですけど・・・・。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

個人的に、『サエコさん』関連のイベントが大好きなので、今巻の内容は大満足であります。

できることならば、『サエコさん』がどのような経緯で『ヤイさん』を雇うことになったのかの話を

読んでみたいですね。 次巻も楽しみです。

 

点数的には

95点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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