【マンガ感想】
『ばらかもん 2巻 (ヨシノサツキ)』
ばらかもん 2 (ガンガンコミックスONLINE)
スクウェア・エニックス 2010-02-22 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻
【あらすじ】
慣れない田舎暮らしをはじめた若きイケメン書道家、半田清舟。せますぎる村社会に、ひとなつっこすぎる子どもたちーー…めんどくさいけれど、そこにしかない何か。ほんの少しだけ素直になれるハートヒートアイランドコメディ、2巻発売です。
長崎県の五島列島を舞台としたアイランドコメディ(←そんな言葉あるの?)です。
とある理由で長崎県の五島列島に移住する事となった若き書道家・『半田清舟』。
静かな環境で書道に打ち込む事ができると期待してきたものの、外からやってきた人間に興味津々な
島民たちの噂の的となってしまい、主人公の住む家は何時の間にか溜まり場になってしまう(笑)。
という感じの作品でして、都会暮らししかしたことのない主人公・『半田清舟』がとある理由で
島暮らしをすることとなり、その島の島民たちと様々な交流を持っていくというコメディ作品です。
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ここからは、2巻の感想。
2巻では、1巻と同様に主人公・『半田清舟』と五島列島の住民達との交流を描きつつも、
『半田清舟』が過労で病院に入院したり、女子中学生・『タマ』が隠れ腐女子であることが判明したり、
『なる』が『半田清舟』に彼女がいるのではないかと心配する描写が描かれたり(実際にはいない)、
『半田清舟』と野良ネコ達との交流が描かれたりと様々な話が描かれました。
そんな2巻のメインとなるのは、『タマ』関連の話でしょうね(笑)。
『タマ』とは、“現役女子中学生“+“眼鏡”+“おさげ”という、いかにもインドア派な女の子で、
幼馴染の『美和』と共に、1巻から『半田清舟』の世話を焼く(?)ポジションで登場しました。
そんな『タマ』に大きくスポットが当てられたのがこの2巻でして、
13話で『半田清舟』に対して漫画家志望であることを明かすと共に、自分が書いている漫画を
『半田清舟』に見せて、自らの漫画に対する考え方(一部腐女子発言あり)を熱く熱く語ったり、
自分が持っている漫画を『半田清舟』に貸してあげたり、腐女子になるきっかけとなる話が描かれたり、
『半田清舟』と管理人の息子・『ヒロシ』が偶然抱き合っているシーンを見てしまい腐女子的に勘違いしたり、
その後、『半田清舟』と『ヒロシ』との関係を妄想し続けたりと、なんと言うか、この作品に登場するキャラク
ターの中でも、最も残念で、最も面白いキャラクターになってしまいました(笑)。
特に、腐女子だと判明してからの彼女の行動は非常に面白くて、『半田清舟』の友人(男性)の写真に
反応したり、『半田清舟』と『ヒロシ』の会話に過剰に反応したり、『半田清舟』に対して『ヒロシ』をどう
思うのかと質問したりと、まあ、いかんなく腐女子的な行動を繰り返す姿は何度も笑ってしまいました(^^ゞ。
もちろん、彼女の台頭で、多少オタクくさくなり、1巻とは全く違う雰囲気の作品になってしまったので、
この2巻で脱落してしまう人もいるかもしれませんね。 個人的には大好きですけど・・・。
もし、3巻が発売されるならば、今後も『タマ』の活躍を増やして欲しいです。
もちろん、今までと同じで、隠れ腐女子というポジションで・・・。
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【総評】
面白いです(^^ゞ。
1巻と同様に島の人々との交流がハートフルに描かれつつも、笑い所も多く描かれておりまして、
なかなか楽しく読むことが出来ました(^^ゞ。 3巻以降も、大いに期待したいです。
点数的には
90点
です。
では、ここまで。