【マンガ感想】
『少女ファイト 1巻・2巻 (日本橋ヨヲコ)』
日本橋 ヨヲコ
少女ファイト 1 (1) (イブニングKCDX)
少女ファイト 2 (2) (イブニングKCDX)
【あらすじ】
バレーボール群像劇スタート!!待望の最新作。大石練・15歳。バレーボールの名門・白雲山学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は――。それでもバレーを辞められない想いとは――!!描きおろしページ満載!カラーページも収録!!
バレーボールをテーマとしたマンガ。
1巻が中学編、2巻からは高校編が描かれ、共にバレーボールの名門校を舞台としている。
ネットの様々な場所で話題になっていてずっと前から気になっていたのですが、
表紙を見てもらえれば判るとおり、かなり濃い系の絵柄がネックとなり、
どうしても購買意欲が湧いてきませんでしたが、『ダイヤのA』の6巻を読んで以来、
無性に『スポーツマンガが読みたい症候群』に掛かってしまい、購入しました(^^ゞ。
ネットでの評判通り、なかなか面白い作品でして、一気に読めました・・・・が、
手放しに『お薦め!』という作品ではありません。
①このマンガは『天才型』のキャラクターで構成されている
②キャラクター全員、何かしらのトラウマ持ち
③絵が濃い
という3点を購入前に注意していただきたい。
【①『天才型』キャラクターについて】
名門校が舞台でありながらも、登場キャラクターも極力少なめに設定されているため、
出てくるキャラ全員が天才・・・というかある一定以上のレベルに設定されている。
そのため、殆どのキャラに肉体的な成長イベントは期待できないと思われる。
とはいえ、小田切学(180センチの女性)という超シロートを登場させいるため、
バレーを知らない人でも楽しめる作りとなっている。
今後は、彼女の肉体的な成長と、周りのキャラクターの精神的成長を描いて、
物語を構成していくものだと思われる。
つまり、『努力マンガ大好きな人』にはあまり楽しめない作品かもしれない。
【②トラウマ持ち】
この作者の他の作品を読んだ事がないのでよく判らないが、
こういう『トラウマ持ちの人間描写』がこの作者の特徴なのかもしれない。
確かに、誰しもトラウマを持って生活しているのだろうが、
この物語の主人公のトラウマ描写は・・・・・・過剰すぎる。
いわゆるバレーボールという競技に壁を感じるのではなく、
バレーボールをプレイし生じてきたトラウマに壁を感じており、
そのトラウマを乗り越えようというストーリー。
ところどころに『鬱』という言葉を感じさせる描写も多く、
人によっては途中で読むのを止めてしまう人もいるだろう。
【③絵が濃い】
この作者の特徴だから、しょうがないよね~。
キャラクターの線が太く、一コマ一コマが大きい(のでストーリー展開が遅い)。
良い意味でも、悪い意味でも、『個性的な絵柄』で、万人受けは難しそう。
まあ、それでも面白く読めるのは、キャラクターの書き分け(性格・顔)が出来ているから。
という3つ点を注意して購入するか悩んでほしい(笑)。
トラウマなどの青春ストーリーらしからぬ要素が入っているのですが、
それを乗り越えて成長して行こうというストーリー展開ですので、
普通に面白い作品の一つだし、ネットでも評判も頷けます。
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【総評】
『ストーリー>スポーツ』という描写の仕方なので、
単純にバレーボールのマンガ読みたい人向けの作品ではありません。
スポーツマンガを読みたい人はこの作品を手を出さない方が良いかもしれませんね。
点数的には
1巻・・・・85点
2巻・・・・89点
くらいかな。
続編を買うかと問われれば、『買います』と答えます。
ただ、いろいろな意味で、万人受けは不可能な作品だと思います。
鬱系作品が大嫌いな私でも楽しめるくらいの鬱レベルだったりするのですが・・・。
では、ここまで。
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