『風林火山 第20回』のあらすじ・感想 | まんが栄養素

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ということで、

 

新大河ドラマ『風林火山』

NHK出版
風林火山 (前編)

 

の20回目『軍師誕生』を見ました。

風林火山の過去記事はこちら → 風林火山の感想

 

1543年、大井貞隆が挙兵し、長窪城を武田軍が6000の兵で囲んでいた。

晴信の弟・武田信繁(嘉島典俊)の言葉により、望月一族も大井軍に参加している事が判り、

晴信は、武田信繁(嘉島典俊)・甘利虎泰(竜雷太)・諸角虎定(加藤武)・小山田信有(田辺誠一)を

指名し、後詰している望月城を攻めるように命令する。

その言葉に、駒井政武(高橋一生)が『本陣が手薄になる』という理由で反対をするが、

武田晴信(市川亀治郎)は「城はまもなく落ちよう・・・」と未来が判っているような口ぶりであった。

甘利虎泰(竜雷太)は「また山本勘助の策謀に頼るのですか?」と尋ねると、

晴信は「頼るのではない、使うのじゃ」と答える。

そのやり取りを見た諸角虎定(加藤武)は、勘助を『軍師』として迎えるように進言する。

武田を支えてきた老臣から出た言葉に甘利虎泰(竜雷太)と武田晴信(市川亀治郎)は驚き、

他の家臣もその諸角虎定(加藤武)の言葉に納得したのを見て、晴信はこの戦で勘助の策謀が

成功すれば、勘助を『軍師』とすることを決定する。

 

そして、その山本勘助(内野聖陽)は寝転びながら時を待っていると、

そこに教来石景政(高橋和也)が現われ、のんびり寝ている勘助に色々と苦言を話す。

勘助は立ち上がり、「戦をする前に勝機を見出すもの」と彼に語ると、

教来石景政(高橋和也)は、「今回の戦に勝利すれば、勘助は軍師となるだろう」と

上層部の決定を勘助に伝える。 とくに『ご家老衆の進言を受けて』という部分に勘助は驚く。

 

場面は変わり、

大井貞隆(螢雪次朗)は、芦田信守(飯田基祐)により、武田軍が望月城に向かっていることを知る。

望月源三郎(伊沢弘)・望月新六(松原正隆)と、芦田信守(飯田基祐)は、手薄となった武田本陣を

攻めることを進言するも、相木市兵衛(近藤芳正)により止められる。

ちなみに、この相木市兵衛(近藤芳正)は、晴信の初陣の際、勘助と共に武田軍を苦しめた武将である。

その相木市兵衛(近藤芳正)は諏訪攻めのことを研究しており、『今回の作戦は罠である』と言い、

『我等の総攻めを誘っている』と進言すると、大井貞隆(螢雪次朗)は相木にどうするのか尋ねる。

相木市兵衛(近藤芳正)は、望月氏を望月城に返し、望月城へ向かった武田軍3000を挟み撃ちにし、

残りの3000の武田軍はこの城に残っている兵で倒すという作戦であった。

大井貞隆(螢雪次朗)は迷いながらも納得し、そのように作戦を進めていくよう命令する。

その後、何故か相木市兵衛(近藤芳正)のニヤリと笑う顔がアップとなる。

 

場面は変わり、

平蔵(佐藤隆太)があくびをしていると、ヒサ(水川あさみ)に槍で尻を突かれる。

2人で痴話喧嘩をしていると、そこに相木市兵衛(近藤芳正)が通りかかったのを平蔵が見つける。

相木市兵衛(近藤芳正)は平蔵を勘助の家来として覚えていたようで、

平蔵は『山本勘助が武田にいる』ということを伝え、策略を使ってくるかもしれないということを伝える。

相木市兵衛(近藤芳正)はその言葉に一切驚かず、ヒサに飯炊きをするようにと伝え、去っていく。

 

場面は変わり、

山本勘助(内野聖陽)は、城から飯炊きの煙が上っているのを見つける。

そのことは武田晴信(市川亀治郎)に伝えられ、勘助は城攻めを提案する。

その先鋒は飯富虎昌(金田明夫)が務めることとなった。

 

場面が変わり、

大井貞隆(螢雪次朗)は、武田がいつ攻めてくるのか相木市兵衛(近藤芳正)に尋ねる。

相木市兵衛(近藤芳正)は「すでに城中に攻め入っておるかもしれません」と答え、

大井貞隆(螢雪次朗)はその言葉の意味を一瞬で悟り、芦田信守(飯田基祐)の方を向くも

彼も裏切った一人であると気付き、立ち上がろうとすると、謀反を起こした相木・芦田に抑えられ、

その裏切りを知らされていなかった者は相木・芦田の家来に殺されてしまう。

その状況にボーぜんとする矢崎十吾郎(岡本諦)。

それと同時に、飯富虎昌(金田明夫)の軍が城に突入してきて、戦いとなる。

そして、相木・芦田は武田軍に向かい大井貞隆を捕まえたことを喋りだすと、

そこに飯富虎昌(金田明夫)が現われ、相木・芦田の行動を褒め称える。

 

平蔵(佐藤隆太)とヒサ(水川あさみ)はその状況を見て逃げることを選択し、

裏門を守っていた山本勘助(内野聖陽)の軍勢と戦いとなる。

勘助は、平蔵を武田軍に入るように説得するも、平蔵とヒサの意思は強く勘助と対立する。

そこに、ヒサの父親・矢崎十吾郎(岡本諦)が平蔵の助けに入ると、

そこに矢崎と親交のあった教来石景政(高橋和也)が現われ、彼等を逃がしてしまう。

勘助は教来石景政(高橋和也)の行動に理解が出来なかったが、

「血を流さないような戦をしたまで」という教来石の言葉に、勘助は言葉を失う。

 

一方、望月城は甘利の軍勢により制圧していた。

 

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1543年、武田屋敷。

相木市兵衛(近藤芳正)・芦田信守(飯田基祐)は正式に武田家臣となり、領地を安堵された。

そして、勘助は晴信により、『軍師』に任命され、春日源五郎(田中幸太朗)により

『新しい眼帯』と『陣羽織』を受け取る。 勘助は舐めるように2つの品を手に取り、

目に涙を浮かべながら、頭を下げる。

 

そして、その勘助は晴信に呼ばれる。

晴信は、由布姫(柴本幸)が自分に心を開いていないということを話し出し、

その理由を由布姫から聞き出せということである。

 

その由布姫(柴本幸)は、義弟・寅王丸と遊んでいると、

三条夫人(池脇千鶴)・萩乃(浅田美代子)が尋ねてきて、京の品を渡される。

由布姫(柴本幸)はまだ武田に対し恨みを持っているようで、三条夫人の言葉に噛み付く。

三条夫人はあっさりとその言葉を交わすと、由布姫は跡継ぎの件を話し出し、

「もし自分の子が生まれ、三条夫人の長男・太郎が死んでしまったら・・・」と言うと、

萩乃(浅田美代子)は怒り出すも、三条夫人(池脇千鶴)は『聞かなかったことに』と言い、去っていく。

 

その後、由布姫(柴本幸)は、志摩(大森暁美)に怒られてしまう。

そこに勘助が尋ねてきて、由布姫の表情が一気に明るくなる。

由布姫は、武田に恨みを抱いていた勘助に、「自分の心を預けたい」と話しだし、

勘助はその言葉の意味を理解できなかった。

 

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場面は変わり、

矢崎十吾郎(岡本諦)・平蔵(佐藤隆太)・ヒサ(水川あさみ)は古寺に隠れていた。

そこに先客として寝ていた真田幸隆(佐々木蔵之介)が起き上がり、平蔵は驚く。

真田幸隆はすぐに平蔵だと気付き、平蔵に話しかける。

真田幸隆は、矢崎十吾郎が諏訪の残党と知ると、望月の残党は村上義清の城に向かったと言う。

平蔵は真田幸隆にも一緒に来るように言うが、真田幸隆にとって村上義清のことは

武田以上に嫌っているようだ。 そして、平蔵は勘助が武田に仕えていることを話すと、

真田幸隆は言葉を失ってしまう。

 

場面は変わり、

山本勘助(内野聖陽)は、葛笠太吉(有馬自由)に真田幸隆のことを尋ねるが、

彼の奥方・忍芽(清水美砂)には会えたものの、その行方は判らなかったと話す。

その会話を聞いていた相木市兵衛(近藤芳正)が起き上がり、彼は勘助の考えを理解する。

山本勘助は、相木市兵衛に「何とかならないでしょうか?」と尋ねるが、良い返事は貰えなかった。

 

場面が変わり、

矢崎十吾郎(岡本諦)・平蔵(佐藤隆太)・ヒサ(水川あさみ)は布引城にたどり着く。

矢崎十吾郎は、すぐに望月源三郎(伊沢弘)・望月新六(松原正隆)に会いにいく。

そこに、村上義清(永島敏行)が現われ、望月勢の今回の戦を叱咤しつつも、

生き残ったことを褒め、彼等の無念を受け止める。

ちなみに村上義清という人物は、武田軍を何度となく敗戦に追い込み、その後上杉謙信仕え、

川中島の合戦のきっかけを作った人物であり、晴信の弟・武田信繁(嘉島典俊)を

討ち取ったことで有名な人物である。

 

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晴信は勘助を呼び、由布姫の心の中を聞こうとするも、

勘助は言葉に困り、理解できないと話す。

その言葉を聞いた晴信は、勘助に『これくらいの事ができないのならば軍師にはできない』と話すと、

飯富虎昌(金田明夫)が走って現われ、由布姫と三条夫人が東光寺へ向かったことを伝える。

 

由布姫は、三条夫人にここへ来てくれたお礼を言い、

せめてものお礼にと『諏訪縁者より届けられた甘酒』を振舞う。

怪しい音楽と共に、その酒を見詰める三条夫人。

次回へ続く。

 

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【感想】

平蔵一向は、上杉に仕えるまで、武田と戦い、そして落ち延びていくという図式。

さっさと平蔵とヒサの2人きりになると思いきや、ヒサの父親・矢崎十吾郎が生き延びている。

武士としての一般常識が欠ける平蔵では、世渡りはできないとの判断だと思う。

ということで、当分の間は、平蔵はこの2人の尻に引かれるようだ(笑)。

 

そして、ついに村上義清が登場。

彼が出てきたということは、上杉謙信・・・Gacktの登場も近いということか。

このブログは6月末で終わる予定なので、上杉謙信の登場は拝めないかもしれませんね。

まあ、どちらにしても彼の登場が楽しみです。

 

 

では、ここまで。

 

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