『風林火山 第8回』のあらすじ・感想 | まんが栄養素

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ということで、

 

新大河ドラマ『風林火山』

NHK出版
風林火山 (前編)

 

の8回目『奇襲!海ノ口』を見ました。

風林火山の過去記事はこちら → 風林火山の感想

 

場面は、海ノ口城。

城主・平賀源心(菅田俊)が、真田幸隆(佐々木蔵之介)の食客・山本勘助(内野聖陽)に

勘助を使わした真田の真意と、城の堅固について尋ねる。

勘助は城について、「堅固だが小奇麗すぎる」と答える。 その言葉に平賀源心は反応すると、

勘助は続けて、「城壁に泥を塗り、火矢の攻撃で燃えぬ様にせねばなりませぬ」と答える。

その言葉を聞いた平賀源心はすぐに板に泥を塗り、火矢を放つという実験をすることとなる。

その場には、援軍としてきた大井行頼(上杉陽一)と相木市兵衛(近藤芳正)の2人もいる。

勘助の言葉通り、泥を塗った板に放たれた火矢は燃え移ることなく消えてしまう。

その光景を見た平賀源心はすぐに城内に泥を塗ることを命令する。

勘助の手柄を平蔵(佐藤隆太)は自分の事とのように喜ぶ。

そして、その夜、武田軍が現われる。

平賀夫人(三原わかほ)と美瑠姫(菅野莉央)は戦の勝利を祈り続ける。

 

同時刻、武田本陣。

甘利虎泰(竜雷太)は一通りの戦略を話すと、武田信虎(仲代達矢)はこれ以降の戦略を話し出す。

この城を3日で落とし、女子供を捕まえて、兵士は全て殺すことを命令する。

このことにより、信濃の国人は震え上がって、武田に簡単に従うだろうという思惑だ。

 

同時刻、晴信の陣は後備えとして後方にいるようだ。

河原村伝兵衛(有薗芳記)と葛笠太吉(有馬自由)もこの陣に参加しているようだ。

武田晴信(市川亀治郎)は板垣信方(千葉真一)に「間者を潜らせていないのか?」と尋ねる。

板垣は「その様子は無い」と答えると、晴信は「雪にならなければ良いがの~」と言う。

その言葉にハッとする、板垣信方と駒井政武(高橋一生)。

 

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次の日の朝、ついに武田軍が城攻めを開始する。

先陣は、原虎胤(宍戸開)であるようで、武田信虎の合図によりほら貝が鳴らされる。

その音と同時に、武田軍が攻め込むも、城からは多くの矢が放たれる。

その様子をみた原虎胤は火矢を放ち城を燃やそうとするも、泥を塗った城には燃え移ることはなかった。

火が燃え移らなかった様子を見た勘助は、至福の表情を表す。

平賀源心もここぞとばかりに、兵を出し、追い討ちをかけ武田は兵を引くことに・・・・。

これより3日経っても、城は落ちることはなかった。

 

酔っ払った平蔵(佐藤隆太)は、いつ武田信虎を討てるのかと山本勘助(内野聖陽)に絡む。

そこに平賀源心の娘・美瑠姫(菅野莉央)が現われ、勘助に「この戦に勝てますか?」と尋ねる。

勘助は言葉を選びながらも、「お館様は雪が降るのを待っている」と答える。

その言葉と同時に、平賀源心本人がやってきて、勘助の言うとおりだと褒める。

勘助は平賀源心に「次は水を絶ってくるかもしれない」と言い、カメを用意して欲しいと頼む。

平賀源心は「カメに水でも溜めるのか?」と言うと、勘助は「いかにも」と言い、ニヤリとする。

 

同時刻、武田本陣。

武田信虎(仲代達矢)も「いつ水が絶てるのか!?」とせかすように言い放つ。

その頃、教来石景政(高橋和也)が地下に穴を掘り、城に近づいていた。

 

場面は海ノ口城。

勘助は、相木市兵衛(近藤芳正)が守る井戸にいる。

平蔵は勘助に言われたとおり、水をいっぱいに詰めたカメを地中に埋めたようだ。

勘助は、カメの水が微かにゆれるのを感じ取り、地中に穴を掘り近くにいることを突き止める。

相木市兵衛(近藤芳正)は優秀な男のようで、勘助の言葉を疑うことなく、奇襲を掛ける事となる。

 

同時刻、

穴を掘っている武田軍・教来石景政(高橋和也)だが、突如地上から穴が開き、

相木市兵衛(近藤芳正)が現われ、矢を放たれる。

教来石景政はどうすることも出来ず、逃げ出すしかなかった。

その失態に武田信虎(仲代達矢)は怒り狂い、

 

武田信虎 「何者じゃ・・・、何者がおるのじゃ、あの城には!?」

 

そして、勝ちどきの声と共に、勘助の顔がアップとなる。

相木市兵衛(近藤芳正)より、「俺の家来にならないか?」とありがたい言葉を貰うが、

まだまだ武田との戦があるので、と断ることとなった。

 

場面が変わり、晴信の陣。

板垣信方より、『あの城には相当の軍師がいる』という情報を聞いた晴信。

晴信は雪が降り出したのをみて、「酒を無駄にするな」と意味深な命令をする。

 

場面が変わり、武田本陣。

兵糧も尽き、退陣を余儀なくされており、信虎もやむなく軍を引くことを決める。

そこに、晴信がやってきて「殿を務めたい」と言うと、

小山田信有(田辺誠一)により嫌味を言われ、武田信虎からはさらに嫌味を言われる。

その嫌味な言葉に耐える晴信の顔がアップになる。

 

場面は海ノ口城。

平賀源心(菅田俊)は、武田軍が引いていくのをみて勝ちを確信する。

平賀源心は勝ちどきを上げようとすると、勘助がやってきて追い討ちを掛けるよう説得する。

しかし、平賀源心はその勘助の言葉を無視し、立ち去ってしまう。

 

場面が変わり、晴信の陣。

信虎が安全な場所まで逃げると同時に、晴信の陣も引く。

 

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同時刻、海ノ口城。

平賀源心の娘婿・大井行頼(上杉陽一)が自分の土地に帰ってしまう。

そのことに驚いた勘助はすぐに帰らさない用に説得するも、

さらに、相木市兵衛(近藤芳正)も帰ってしまうことが判明する。

勘助は説得しようとするも、相木市兵衛(近藤芳正)が物見で調べさせたところ、

『あのうつけの武田晴信が殿を勤めている』という情報を話す。

うつけとして有名で、しかも初陣の晴信が殿と聞いて、ますます平賀源心は耳を貸さなかった。

 

同時刻、晴信の陣。

晴信は一旦この地に立ち止まって、馬を潰してそれを兵糧とすることを決める。

また、酒を振舞って、兵の士気を上げることに成功する。

 

同時刻、海ノ口城。

勘助の下に、相木市兵衛(近藤芳正)が現われる。

勘助は、相木市兵衛に武田の家来であったことがあると話し、晴信はうつけではないとも話す。

相木市兵衛はその言葉に驚き、まさか攻めてくるのかと勘助に尋ねると、

 

勘助 「来なければ、某も、うつけと得心いたしまする」

 

同時刻、晴信の陣。

晴信は、今から海ノ口城に奇襲をかけることを皆に言う。

酒が入った状態の兵士たちは、その言葉に熱くなり叫び出す。

 

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見張りをする勘助の下に、美瑠姫(菅野莉央)が現れ、礼を言われる。

美瑠姫(菅野莉央)に目のことを聞かれると、

 

勘助 「人を恨みすぎて、見えぬようになりもうした」

 

その言葉に、美瑠姫(菅野莉央)も冗談だと気付き、笑顔を見せる。

次の瞬間、勘助は城内に異常があることに気付くも、晴信軍はすでに城の中にいる。

平賀源心の家臣・武藤永春(中山正幻)が、板垣信方により討たれると、形勢逆転は不可能になる。

勘助と平蔵は、同郷の葛笠太吉(有馬自由)に攻撃しつつも(笑)、その場から逃げる。

 

美瑠姫(菅野莉央)は自分の母・平賀夫人(三原わかほ)が死んでいるのを見つけると、

自分も自害しようとする。 そこに相木市兵衛が現われ、その短刀を放させる。

そして、美瑠姫は相木市兵衛と一緒に城から脱出することとなった。

そして、相木市兵衛は、晴信がうつけでなかったことを悔しいがりながらも確信する。

 

同時刻、城主・平賀源心が討ち取られ、晴信軍は城を攻め落とす。

勘助・平蔵は屋根裏に隠れていると、そこに晴信がやってくる。

晴信は『板垣に城を捨てて、甲斐に帰る』と言うと、板垣は驚く。

板垣は、何故、この城を落としたのかと尋ねると、屋根裏の平蔵が晴信に対し矢を放つ!

次回へ続く。

 

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板垣 信方
武田信虎、武田信玄の2代に仕える。武田二十四将、武田四天王の一人。
板垣信方は勇将の誉れ高い武田氏の宿将として信虎の代から活躍、傅役として若き信玄の行状を度々諌め、後年に甲斐の虎と呼ばれる信玄の基礎を作った。天文10年(1541年)の信虎追放後は甘利虎泰とともに両職として武田軍の指揮を取り、信玄が出陣できない時は名代として軍団の総指揮を執るなど信濃国制圧に尽力した。天文14年(1545年)には高遠城を攻略、天文15年(1546年)10月には笛吹峠で上杉憲政の軍を破るなど、軍略家としての名に恥じぬ戦巧者ぶりを見せるが、同時にこの頃から増長気味の行いが目に付くようになった。

戦勝の折に信玄の許可なく勝鬨式や首実検等を行うようになり、信玄からやんわりと『誰もみよ、満つればやがて欠く月の、十六夜ふ穴や、人の世の中』と和歌でその行いを窘められる等、大人気ない行いが目立つようになり、また軍才もやや衰え気味で、天文16年(1547年)には村上氏との戦いであわや全滅の憂き目に会い、原虎胤に救援されたりしている。

天文17年(1548年)2月14日の上田原の戦いで、緒戦の勝利に気を緩めたか、勝鬨をあげ首実検をしている最中に体勢を立て直した村上義清軍に急襲され戦死する。

 

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【感想】

ついに、勘助が実力を発揮しましたね(^^ゞ。

そして、さらにその上を行く、晴信が素晴らしい。

そのため、勘助は次回からまた浪人に戻りそうなのが残念で仕方ないです。

早く、再就職先での活躍をみてみたいものです。

で、個人的に美瑠姫(菅野莉央)のその後が気になるのですが、再登場はあるのでしょうか?

他のヒロインと同様、勘助に親しげなのが良い感じなのです。
 

 

では、ここまで。

 

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