【マンガ感想】
『ハクバノ王子サマ 2巻 (朔ユキ蔵)』
- 朔 ユキ蔵
- ハクバノ王子サマ 2 (2)
面白い。 ホントに面白いです。
話はあまり前に進んでいないですが、個人的にはこのままの状態が
面白いと感じています。 無理に話を進めて、泥沼化するのは勘弁です。
【あらすじ】
小津晃太朗、25歳、脱サラして女子高教師にドキドキ転身! どっちを向いてもお年頃の乙女たち、さらには年上の美人教師もいて、春爛漫の学園生活が幕を開ける!!
やっぱり晃太朗のことが気になる原先生。そんな彼女と黒沢先生は、過去にワケありの関係だった? ある日、原先生の携帯にかかってきた黒沢先生からの着信を偶然目にした晃太朗は、ふたりの関係を疑い、探りを入れてみることに…。
過去記事はこちら です。
表紙に写っている女性、
原多香子、32歳、独身でフリー。
この人が年下の主人公の言動・行動に振り回される様は、やはり楽しい。
特に今巻は、多香子先生の表情も豊かで可愛く描かれています。
また、ところどころに出て来る多香子先生の『江戸時代妄想』も
コメディタッチで面白いですよ。
主人公もなかなか良い感じに描かれています。
『同い年の婚約者がいる』
という設定なので、多香子先生との関係が前に進まない原因なわけだけど、
その多香子先生の魅力に気になり始め、黒沢との過去の関係にも
嫉妬し始め、読者との感情移入も完璧です(^^ゞ。
ラブコメディとして非常に高い完成度を誇っていると思います。
このまま話を進めずに、多香子先生の慌てっぷりを描いてほしいものです。
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この素晴らしいラブコメなのですが、この2人の関係を潰そうとする
邪魔者として『黒澤先生』と『妹の琴実』の2人があげられます。
実は、『黒澤先生』は全然OKです。
彼がいるからこそ、ラブコメとしてよりラブストーリーとして楽しめます。
見た目がかなり地味なので、ライバルとしてかなり弱い感じがしますが、
電車ストーキングは粘着質ということがバレたのは、かなり良かったと思う。
もっともっとボロを出してその冷静な性格が壊れていく様を見てみたいです。
で、問題が『妹の琴実』。
何かと『イギリスにいる婚約者に言いつける』といった感じでうっとしいキャラ。
琴実とこの婚約者との関係が描かれていないからよくわからないけど、
何故そこまで邪魔をするのだろうか?
ここもいずれ描かれていくのだろうが、これが描かれるまでは、
当分うっとしいキャラになるのだろうな。
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思っていた以上に、2巻は面白かったですよ。
とりあえず、婚約者が出てくるまではラブコメディとして楽しめそうです。
この作品は次巻も買うと思います。
それくらい、今巻は面白かったです。
では、ここまで。