恋人の死④ | シングル気ままに育児〜幸せの奥にあるもの

シングル気ままに育児〜幸せの奥にあるもの

仕事、妊娠、育児、流産、離婚調停、彼氏と死別…すべて私の人生。
こう並べると不幸みたいだけど、幸せなのよ!!
これからの人生は自分でしか作れない!自由なんだ!と前向きに生きるために、ブログをまた再開します。

「これが最後の別れとなります」

息子とチューリップ(彼と息子と3人で植えたチューリップがちょうど綺麗に咲いてくれて)と手紙を彼の顔の横に入れた。

自分たちが座っていた席に着き、他の人たちとの人波に紛れていると、誰かのお葬式みたいに感じてまた実感が湧かない。

泣いたり、

止まったり。



たくさんの人が来てたけど、私には棺桶と彼の写真と彼の家族(お父さん、お姉さんと甥っ子姪っ子)だけが浮き出ているだけのお葬式だった。


彼は火葬されて、骨になった。



「終わった。」



涙が止まった。





終わったんだ。彼の人生が。




「もうこの世に彼の肉体はない。」


息子にそう話していた。




初七日に参加して、


お姉さんとお父さんに、「また自宅にも行かせてください」って行ってすぐに車に乗った。




逃げるように私たちは自宅に帰った。
早く日常に戻りたかった。

いつもの生活に戻りたかった。