きょうはうさぎさんのお顔Tシャツを着て出勤!!

 

 

すぐに「なにそれ、かわいい」と言われたので

わたしは満足である。

 

じつは今年の裏テーマは「どうぶつみたいに生きる」であった。

どうぶつと言っても、

本能に忠実とか、

弱肉強食サバイバルとかいうイメージではない。

 

女豹みたいなお姉さんは大好きだが、

残念ながらその路線でもない。(来世に期待)

 

 

(わたしが思う女豹・ダークエンジェルのジェシカ)

 

 

 

わたしの目指す「どうぶつ」は

ロバート・ウェストールが描いた黒猫、

ロードゴードなんじゃないかと思っている。

 

 

 
 

 

ロードゴートの飼い主はパイロットだ。

 

 

パイロットの夫が戦争に駆り出されたので、

妻は猫を連れて疎開する。

しかし猫のロードゴートにとって、

疎開先は居心地のいいものではなかった。

 

猫は以前いた居心地のいい場所に戻ろうと決意し、

イギリスを横断する旅に出るのだ。

 

 

猫は旅をした。

淡々とたくましく生き、

あるときは戦火の人々を導く女神のようだったり、

子を産んだり、軍人に飼われたり、

空軍のマスコットとして戦闘機に乗せられることもあった。

 

誰といても彼女が最終的に目指しているのは居心地の良さであり、

最初の飼い主だ。

パイロットという職業柄移動する飼い主を追いかけるのは、

鼻のいい彼女でも楽なことではなかった。

猫なので「戦争中」なんて知るわけもなく。

人間の都合も、

海に打ち上げられた死体がイギリス人か、ドイツ人かどうかも、

彼女の気にするところではない。

 

 

ただ彼女は在るがまま生きる。

それだけなのに、

その存在感は通りかかる人たちの運命を少しずつ変えていく。

 

 

ロードゴートは一切擬人化されず、

最後まで猫として描写されていた。

そのシンプルさに、

わたしはいたく心を打たれた。

 

人間のなんて雑念の多いこと。

そして雑音の多いこと。

 

 

 

わたしたちはたくさんの情報の中で生きている。

ひとつひとつの雑音を気にかけたり、

大きく反応してしまうことで、

本来持っている何かが鈍ったり損なわれることもあると思う。

 

だからこそ、ロードゴートの生き方に心惹かれるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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