モンテスキューの『法の精神』という古典的名著に
こういう言葉があるそうです。
「すべて権力を持つ者は乱用しがちである。
その限界まで権力を用いる」
ほお、限界まで。
それは古今東西、あまり変わっていないようです。
毎年秋に発表になるノーベル文学賞、
今年は延期になったようです。
理由は、選考委員の夫によるセクハラ。
直接委員じゃない夫のセクハラがなんで、とも思いますが、
財務省の次官と同じようなことやってんですね。
じつはその夫の主催する組織が、選考に影響力を持っていて、
そこが不正なことをした、というのも理由のようです。
限界まで権力を用いるパターンでしょうか。
ボブ・ディランやカズオ・イシグロの受賞が、
その組織によるインチキの結果とは思えませんが、
政治的なからみはどこにでも忍び込んでくるようです。
毎年秋に集まっては、残念会になる
ハルキストのみなさん、
今年は早くも拍子抜けという感じでしょうか。
でも来年の発表で、今年の受賞も同時に行われるようですから
「2018年の受賞は、じつは村上春樹でした」
というのもありそうな予感がしますし、
そういう意外性がハルキ・ムラカミらしいような気もします。
ともかく、疑惑があれば、躊躇なく
延期という決定を下した選考委員会。
疑惑があるのに、グズグズ引っ張って、
いずれはウヤムヤで済まそうとしている
安倍政権や財務官僚とは大違いです。
「事実は小説より奇なり」とはよく言いますが、
いまや日本の政治が奇だらけで、辟易としてしまいます。
ハルキストのみなさん、
今年秋の集いでは「幻の受賞」として、
前祝いしちゃうなんてのはどうでしょうか。
政治のモヤモヤを、小説の力で、
さわやかに吹き飛ばしてくることを期待したくなっていますので。