財務次官のセクハラ問題が、
思わぬ方向に展開しています。
セクハラ被害を受けたのが、テレビ朝日の女性記者のようですが、
そのテレビ朝日の管理の在り方に、
批判が飛び火しているのです。
当該の女性記者から、セクハラ被害を訴えられたとき、
テレ朝の上司は、それをまともに受け取らなかったともいいますし、
ましてや、そのネタを週刊誌に持ち込まれて、
メディアの競争相手に塩を送ったようなカタチになったりで、
テレビ局のご都合主義が透けてみえてきてるのです。
そもそもテレビ局には、大変な競争率を突破してきた
才色兼備の女性記者が相当います。
テレビ局側は、そうした女性記者を重要人物に配して、
いわば「くノ一」として接近させて、
情報を優先的にとろうという基本的な姿勢があるのです。
官界も政界も、いまだ「男社会」。
情報=権力を持っているのは、大概がオッサンたち。
そのオッサンたちの下心に付け込んで、
自社だけで情報を独占しようというのが、
テレビ局側の狙いなのでしょうが、
それはまさにキツネとタヌキのばかしあいのようなもの。
狭間に立った女性記者にとっては、たまったもんじゃありません。
権力オッサンは、有利な立場を利用して色事を迫ってくるし、
テレビ局上司は、人身御供やむなしで、
出世したけりゃ情報とってこい、な態度だし。
そりゃ中には、そんなことものともしないタフな方もいるんでしょうが、
やっぱり権力に乗ったスケベ心満点のオッサンに迫られるのは
イヤなもんだろうと思います。
財務省が財務省なら、テレビ朝日もテレビ朝日。
この際、キツネもタヌキも徹底的に批判して、
オッサンたちの曲がった権力意識を叩き直す
いい機会にしたいものです。
いつまでも「くノ一」が我慢してると思うなよ、です。