石垣島旅行記 由布島編 | みみぴちがってみみぴいい

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由布島と書いて ゆぶじま と読むんだそうです。


この島は昭和44年の超大型台風でもんのすごい被害があって 島に住んでいた人が


暮らせない状況になって みんな浅瀬を歩いて渡れる西表島に引越したんだそうです。


だけど どうしてもこの島を愛してたご夫婦が人生をかけて島に花を植え 島に道を作り


人が集まれる場所に戻し そして水田農耕のために飼っていた水牛に車を曳かせて


観光客が訪れる島に復活させたっていう 壮大な物語を持った島でした。


西表島の北東付近の浜から この由布島へ渡るっていうのが ツアーに入ってました。





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観光ポスターなんかだと この電線が消されてたり ない場所を巧く使っていますね。


実際は 海には電柱。 だから島でお昼食べるパックになってるんだけど


レストランやお土産やサン 温室では蝶や亜熱帯植物が育ってました。電力バンザイだったわ。


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大型バスが何台も何台も乗り付けます。


そして 観光客を待ち構えている水牛が曳く この牛車に案内するのね。


水牛の車には番号がふってあるので ツアーごとに はい何番に乗って~~って相乗りするの。


水牛には家系図があり 名前だってちゃんとあるし誕生日だってある。


私たちが行きに乗った牛ちゃんは ミライちゃんだった 笑 帰りは慎太郎 wwwビミョーなネーミング。



小学生の低学年でも歩いてわたれそうな浅瀬の浜・・・そうだなぁ きっと200メートルはないと思うんだけど


それくらいの距離を 水牛に任せて渡るちゅう なんとも長閑な。アジアタイムです。




ここもね。観光スポットとしてはHOTスポット。水牛の車もこの日は20台はあったかな。


その車がひっきりなしに渡ってる光景は 圧巻でした 笑



乗ってしまえば 見えるのは水牛の尻尾と尻尾が動くたびに 見えるヒップホール つまり穴 笑


しかし 巧く収まってるわけよ。尻尾が。 ちゃんと収める隙間が骨格にあるんですね。


そんなのを眺めながら あっちの浜へ。到着時間を知ってるは牛だけ~~みたいな進み方。


早い牛 遅い牛 曲がって進んでる牛。やたら真っ直ぐ進む牛。




牛は どの車もおじぃが操ってるんですが なんというか。 疲れてるとか 急いでるとか


観光客に過剰なサービスしようとか 反対に観光客なんざっていう醒めた意思もなさそうに


ただ 波に漂うかのように 牛を歩かせ 人を乗せ 降ろし そこで過ごしてるってかんじ。


あの時間は とっても島らしい時間を味わった気持ちになれました。





1時間半ほど時間があり ここで用意されたお昼を頂いて ワタシタチ家族4人。


浜で遊んでいました。 カニがいたり 貝殻ひろったり 珊瑚拾ったり 牛みたり 空見たり。



みぃととーたんは どの写真見ても しゃがんでるか下を見てるかなの ここで 笑


で この日のうちの子供たち、ほとんど裸足 笑


3月26日だったんですが ショートパンツで行って海の中も歩いてました。 あったけぇって感じだった。




でね 由布島のほうの浜でバイトしてる人たちが 面白かったの。


オソロイのシャツ着たバイトの人らしいんだけど 西表サイドから牛が人を乗せてくるのが見えるんです。


そうするとね 視力が悪いワタシには曳いてる人の顔は見えないし 眼がかなりいい夫でも厳しいらしいんだけど


そこのバイト君たち ← みんな若い男性  


●●さんが来てる ■▲さんがその次  って確認しあってるわけ!!! 肉眼で!!!


思わず 見えるの?? 顔が?? と聞いてみたら 関西弁のお兄ちゃんが


雰囲気で誰かはわかりますねぇ って 笑



牛の顔と名前もわかるんですって。 なんていうのかしら。


そういう仕事の力って なんか マサイ族が必要だから身につけてる人間パワーに似てるなぁと思ったのだ。


視力6.0とかって 東京では必要ないけど アフリカでは絶対に必要でしょ。


そういう力。  とても美しいと思いました。




同じ時間に同じ場所にいて 見えてるものが違うんだとしたら ワタシはなんだか大事なものを


感じ取る力っていうのを どこかに忘れてきてしまってるのかもしれない。 


海の音や 潮の満ち引き 空の速さは 人の動きの癖 仕事仲間の声や 動物の体調。


風の向きや 雲の流れ。 予想すること 想像すること 感じることや判断すること。




仕方ないけど 鈍いんだろうなぁ と少しだけ損してる気分にさせられちゃった。


悲観したわけじゃなく ワタシってそういうことに敏感に暮らしていたんだな 


どうやったら自分の日々の暮らしの中で そういう神経を大事にできるのかな と考えながら


ナニカを探し続ける夫と娘、1人時間を味わい続ける息子を眺めておりました。