水道水のこと | みみぴちがってみみぴいい

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東大病院放射線治療チーム

@team_nakagawa 東京都文京区
東大病院で放射線治療を担当するチームです。医師の他、原子力工学、理論物理、医学物理の専門家がスクラムを組んで、今回の原発事故に関して正しい医学的知識を提供していきます。


ワタシは毎日 こちらのツイッターを読ませていただいております


ペースはゆっくりですが とっても冷静で柔らかい言葉での解説なのでわかりやすいです。



中川先生は テレビにも出てますね。 いつ寝てるんだろう・・・・って心配するくらい。



さきほど何回かに別れて書かれた記事です。



みなさんの不安が解消するには時間や理解が必要かもしれないけれど



知らない不安より 知ることは力だと思います。  




昨日、東京都葛飾区金町にある都の浄水場の水から210Bq/L

(1リットルあたり210ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出されました。

水道水中の放射性ヨウ素濃度の上昇は、空気中のヨウ素が昨日の雨と共に江戸川などの河川に流れ込んだことによると考えられます。


原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値は、300Bq/Lとなっており、210Bq/Lは基準内です。

ただし、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値の100Bq/Lを超えてしまっています。


このため、東京都は、23区と武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市の都民に対して、乳児に限って水道水の摂取を控えるよう呼びかけています。ただし、乳幼児以外は、他に水が確保できなければ、飲んでも差し支えないとしています。これを検証します。





もし210Bq/Lが長期間続くと仮定し、成人でがこの水を毎日1リットル飲むとすると、約1年間飲み続けた場合に1ミリシーベルトに達します。

本来は、ヨウ素は「崩壊」によってどんどん減っていくので、実際はもっと少ない被ばく量になります。


「公衆被ばく」の限度が100ミリシーベルト(累積)です。つまり、210Bq/L(1リットルあたり210ベクレル)のヨウ素が含まれる水道水は、「公衆被ばく」限度の1/100程度ですから、問題のないレベルであることが分かると思います。


胎児と乳児でも、少なくとも10ミリシーベルト(累積)以上の被ばくがないと、身体的な影響が生じないことが知られています。乳児の場合、粉ミルクなどで、一日1ℓ飲むとすると、約1年で、やっと10ミリシーベルトに達する計算になります。


昨日水道水を飲んでしまったと心配される方がおられるかもしれませんが、数回程度では、乳幼児、成人ともに、全く問題のないレベルです。また、この程度なら水道水を煮沸してもしなくても、全く健康に害はありません。





そして どうするかってのは 個人判断ですね。


ワタシも わらわらしながら 自分が納得する情報とか意見とかをみっけてます。



ワタシの場合 自分を納得させるためだけれど たくさんの方を対象に情報や記事を


挙げている方の存在に ほんと脱帽。 



改めて 言葉の強さと 言葉の恐さと 言葉が生み出す力 ってのを痛感してます。



だから記事を書くのが恐いときあるけれど 怯むな自分 って言い聞かせて。