帰宅してからも
旦那さんとのバトルは
続いた。
いくら説得しても
旦那さんの難色は変らず
このままではキャンセルは
濃厚だった
連絡を待っている
不動産屋さんの顔が
浮かんでは消える
そこで
私は乾坤一擲(けんこんいってき)
打って出たのだった。
「何で私の気持ちが分かれへんの
あなたと暮らす「終の住処」の事なんよ
私が今までこんなに逆らった事なかったでしょ
最初で最後のお願いです
これを駄目と言うなら
私は実家に帰って母と暮らします。
あなたは此処で一人で暮らせばいい 」
私は激情に任せて一気にまくし立てた
旦那さんは「おおっ」と黙り込み
そして、それから
苦笑を交えた神妙な面持ちで
「お前の気持ちは分かった。
しかしな
買うとなれば
ローンを組まねばならないぞ
俺はもう若くはない
そこの所を考えないのか❓」
と、言ったのです。
分かってる、
分かっているけど
申し訳ないけど
それでも、私の気持ちは変われへん。
旦那 「ホンマにしぶとい奴やな
そこまで言うなら
お前の好きにしたらいい。
もう負けたわ」
本当❓
ああ
ありがとう ( ヤッター‼︎ )
決まった一瞬だった。
…続く