故郷の旅 | もー日記

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日々の出来事・感じたことを綴っていきたいと思います。
主に鳥のこと、山やハイキングなど。
「もー」の由来は初めて飼った桜文鳥の愛称からとってます。

実家の母が新しい施設に移ってから1ヶ月。

今度の施設は面会に厳しい制限はないので旦那を伴って面会に行くことにしました。




『寺泊にも行きたい』と旦那が言うので

土日で一泊で行くことに。




面会予約は土曜日の14時30分。
施設は実家のすぐ近くなので

面会の後、実家の弟夫婦と近所に住む叔母夫婦も訪問することにしました。



6月15日(土)


渋滞で予想外に時間がかかったものの

予約ぴったりに着くことができました。



関越自動車道から見た谷川岳の双耳峰。



かっこいいな〜




新潟県内に入って 越後三山




母は私のこともよくわからなくなっていました😢

認知症は進むことはあっても改善することはない。


話が噛み合わないことだらけだし

不思議な設定が出来上がっていたり。

(今回私的に一番ツボりました😅)


毎日どんな気持ちで何を思い過ごしているんだろう。

今まで居たところよりは施設の雰囲気も職員さんたちも良い印象で穏やかに過ごせているようなのは救いです。



帰り際泣きそうな顔をされて切なくて、

遠いけれどまた来なくてはという気持ちにさせられます。



叔父叔母の話が長くて宿のチェックインに遅れる💦

と思ったけれど、こちらもピッタリ着きました。



宿の部屋からの眺め。
佐渡が見えます。

夕食を食べている間に日が沈んでしまった💦


翌朝、いつも通り目覚めたので一人で散歩。

ウミネコ

海が穏やか

弥彦山も朝はきれいに見えていました。
この日9時過ぎには山頂は雲の中、空全体も雲に覆われてしまいました。


佐渡汽船のターミナルに行ってみた



へー。
平成30年に運行終了してこの施設もクローズしているとのこと。




9時前にチェックアウトしてこの日は適当に観光します。

まずは道の駅 天領の里

1994年にオープンしたから
多分私も来るのは初めてかな?


ここ出雲崎は江戸幕府直轄の天領でした。

佐渡からの金銀の荷揚港、北前船の寄港地、北国・三国街道の宿場町等重要な地だったから。


地元に住んでいた頃はそんなこと全く関心がなかったけれど
今になっていろいろおもしろいと思うことがたくさんててきます。


併設する

『天領出雲崎時代館』を見学しました。



まずお代官様が出迎えて説明してくれます(笑)

座ってるだけかと思ったら立ち上がった。

佐渡から金銀を運ぶ御奉行船


出雲崎が近代石油産業発祥の地として栄えた頃の資料を展示する石油記念館もあります。

なかなか興味深かったです。


お次は行ってみたかった場所。

観覧棟『トキみ〜て』では『トキ分散飼育センター』で飼育されているトキを間近に見ることができます。


観覧棟は平成30年に開設したそうです。

うわ〜近い。
手前の顔が黄色っぽい子は
今年の4月に生まれた幼鳥だそうです。

奥の二羽は育ての親。


分散飼育は、鳥インフルエンザ等でトキが再絶滅する恐れをなくすため、全国数カ所に分散してトキの飼育繁殖を進めるもので、全国4か所に飼育地があります。


かわいい😊

お父さんかお母さんと一緒に
水を飲んでいます

こちらは別の成鳥。
繁殖期にはこのような灰黒色になります

学習館も見学。

こちらは成鳥の剥製

これは若鳥

幼鳥

朱鷺色の羽

一日三回、食事の時間も観ることができるのですが
時間が合わないのでパス。


次は寺泊水族博物館。
建物の写真、撮ってないわ。

約40年ぶりの来館です😅

この水族館の歴史は古く、
初代は昭和6年、現在の建物は3代目で昭和58年に建てられたそうです。


ダイバーさんの餌付けショー




大きな哺乳類や派手なショーはありません。
がんばれ!と応援したくなるような水族館。


ウツボの水槽でウツボ同士のケンカが勃発して
共食いをする衝撃的な場面に遭遇しました。


水族館をあとにして次は寺泊アメヤ横丁。


いつ来ても混んでいる。
けど、時折雨もパラつくような天気のせいか
ひどいときに比べたら空いています。


ここでお寿司を食べて帰路につくことにします。


その前に通り道でもう一つ観たかったところ。


大河津分水(おおこうづぶんすい)可動堰。

今回は時間もなくて可動堰は遠くからしか見ることができませんでしたが

を見学して、これまたとても興味深かったです。


大河津分水は、簡単に言うと、信濃川の氾濫による水害を防ぐために作られた人工の川。


小学校の社会科で習ってバス遠足?でも見学に来た記憶はあるのですが上記の説明程度の知識しか残っていない。

それ以上詳しく知る興味も機会もなく現在まできたのですが
部屋にかかっているANAのカレンダーの先月の写真が大河津分水の可動堰だったんです。


可動堰というものも知らなかったので見に行きたいと思っていたので今回が良い機会でした。


資料館の展望室からの可動堰。
長ーい橋のようなものがそれです。

これは旧洗堰




広大すぎて写真を撮れず説明もできませんか
ここから見る分水は大河で信濃川はしょぼい川に見えます。


過去に頻繁に水害が発生し人々を苦しめたこと、
江戸時代に分水の建設を請願してから本格的な着工まで200年近くかかったこと、
その間もその後も様々な困難を乗り越えて現在がある見応えのある資料です。


米どころの越後平野も
北陸自動車道も上越新幹線も
水害がなくなったからこそのもの。
ありがたいことです。


大河津分水は2022年で通水100周年を迎えたそうです。


そういえば、ダムカードならぬ『堰カード』というものもあるんですってね。
私は集めてないから貰わなかったけれどここでゲットできるそうですよ。

せっかくだから貰ってくればよかったかな。





母の面会ついでに行ってみよう〜みたいな二日目でしたが
故郷再発見みたいな旅になりました。



大河津分水はこんなウォーキングコースもあるので
今度来る機会があるかどうか分からないけれど
巨大建造物散策コースにとても惹かれます。






おまけ。

帰りの走行中、50000キロ達成。
動画のスクショなので真ん中のプレイボタンは動きません。