元気ですかー!!!
本当にお久しぶりです、みふゆです。
残暑お見舞い申し上げます。
夏休みもあと一週間で終わろうとしてますね。
私といえば、先日つんちょに頭をぽんぽんされてきましたよ。
(やっぱりかっこよかったよおおおおおおお(/ω\))
それのレポすら書けてないっていうね。
やっぱり子供達がいると書けないです。
ついでに深夜勤務の仕事にて発注を任され始めまして、毎日てんぱってます。
というわけでお話書く時間もままならなかったんですが、
今週はどうにか時間を確保出来たので、
つんちょレポよりリクエストだろう!(`・ω・´)とちまちまと書かせていただきました。
こちらのお礼企画第6弾は黒ウサギ様からのリクエスト。
お相手は久々に書きます、総司さんです。
このお話はですね、実は企画始めた当初から途中まで書いていたんですが、
どうにもこうにも話が止まってしまって保留にしていました。
どうにかカタチにもっていけたのでアップさせていただきます。
黒ウサギ様、本当にお待たせしましたm(_ _ )m
ついでに乗っかれば←
明日から劇場版 薄桜鬼 第1章 京都乱舞 公開!!!!!
メイトなどで特設コーナーや特典がつくキャンペーンもやってますよ!!!
ついていってますか?!w
そして第2章の前売り券も明日から発売!!!!
皆、隊士(旦那、彼氏、元旦那、元カレでもいいから)に会いに行こう!!!!!wwwww
映画館に涼みにいこう!←
そしてもっと乗っかっちゃえばSSLも発売決定済みヽ(゚◇゚ )ノということで
色んなワッショイ要素を含んだ記念企画なお話とします。
※内容は切甘ですよ。
SSLを踏まえた幼馴染み設定となります。
季節は春を過ぎたあたり←
久々のお話で更に拙いお話で
キャラ崩壊など多々あるかとは思いますが、
それでも宜しい方だけお進みください。
前置きが長くなりました;
それではどうぞ。
いつまでこの関係を続けるのだろう。
他愛もない話を続けながら、隣で歩く彼を近くに感じるも、
触れられないわずかな距離が遠くにも感じる。
でもこの関係が心地いいのも事実で。
この関係が壊れてしまうのが怖いのも事実で。
季節は目くるめく変わっていくのに、1歩前へと踏み出せない私は臆病だ。
「葉月、帰るよ」
「はーい」
開け放たれた廊下側の窓から顔を出した私の幼馴染み、沖田総司。
2年にあがったこともあって皆総司の存在には慣れたもんだけど、今でも色んな女子からの熱い視線を受けている。
本人は何とも思ってないみたいだけど。
そんな私は総司の、所謂幼馴染みという関係で。
私は高校に入学した当初ほどではないけれど、今でも色んな女子からの冷たい視線を受けることもしばしば。
鞄を持って、友達に挨拶しながら総司の元に近付く。
「今日部活ないの?」
「ないよ」
「ホントに?あの土方先生が?」
「嘘だと思うなら一くんにでも聞けば?来週からみっちりあるみたいだけど」
心底うんざりと言ったような表情の総司だけど、
何だかんだで剣道が好きなのは試合を見てればわかる。
因みに私も剣道はしてたけど、怪我をしたこともあって今はやめている。
「…沖田くん!!」
私たちがのんびりと廊下を歩いていると後ろから声をかけられる。
内心「またか」と思いながらも総司に遅れて視線を後ろに送れば、
そこには可愛らしい、別のクラスの女の子が頬を染めながら総司を見つめていた。
「ちょっと、いいかな…」
「何?」
「ここじゃ話出来ない…」
恥ずかしそうに俯いた女の子。
私だってわからないわけじゃない。
私と一緒にいる時に総司が引き止められるのは何も初めてのことではないから。
「じゃ、お先」
過ぎ去ろうとした時に腕を強くひかれ、
驚いて顔を向ければ、涼しげな眼をした総司が私を見下ろしていた。
「抹茶とあずきのダブル」
そう一言だけ告げてにんまりと笑う。
パッと私の腕を離して総司は歩きだす。
女の子もそれに続いて歩き出した。
その後姿を見ながら小さく息を吐く。
総司が言ったのはアイス屋のメニュー。そこで待っていろという意味だ。
勿論こんなのも今に始まったことじゃない。
何故か総司は告白されるとアイスを食べに行きたがる。
別に総司は告白してきた女の子のことを愚痴るわけでもなく、
他愛のない話をしながら二人でアイスを食べて帰る。
それがお決まりのパターンだった。
毎度、告白出来る女の子は凄いなと思う。
私は…どうしたいんだろ。
付き合いたい?
…付き合うというカタチよりも傍にいたい。
でも振られたら?
…もう今の関係ですらいれない、よね。
葉桜をぼんやりと見上げながら、1人アイス屋までの道のりを歩いた。
「付き合ってみることにした」
「…へ?」
「だから、付き合ってみることにしたんだ」
遅れてやってきた総司と一緒に向かい合って私はアイスを食べていた。
2,3口食べてから総司に告げられた言葉に目を丸くする。
…総司ってああいうタイプが好みだったんだ。
「そっか…、良かったね」
「うん」
「…いい子そうだったし、上手くいくよ」
「うん」
「…」
「…」
私は自然とアイスに視線を落とした。
急に二人でいる空気がとてつもなく重いものに感じた。
今まで無言でいてもそれすら心地よく思えていたのに。
「…じゃあ、こうやって二人で食べてるとまずいよね」
「…」
「…だって彼女ヤキモチ焼いちゃうでしょ?」
「…そう」
総司の顔は見れなかった。
それからは私は無言でアイスを食べた。
シングルにしておいてよかった。
気持ち、急いで食べる。
「…じゃあ先行くね」
「…うん」
ようやく総司の顔を見ることが出来たけど、
何か言いたげな総司に軽く手を振って席を立って、店を出た。
大丈夫、まだ泣いてない。
そうだった。
今までそういうことがなかったから考えてなかった。
私が振られるだけじゃなくて、総司に彼女が出来ても傍にいられなくなるんだった。
突然降りかかった現実は、幼馴染みという関係は言葉だけのものとなった。
こんなにも簡単に傍にいられなくなるんだな…。
それからは私たちは一緒に行動したりすることはなくなった。
「別れたの?」「え、付き合ってなかったの?!」
しばらくそんなことを色んな人に聞かれた。
皆からはそういう風に見えてたんだなぁと今更ながらにして思う。
二階の廊下の窓からふと校舎の外に視線を落とせば、総司と彼女が歩いている。
総司はいつもどおりのような気がしたけど、彼女は凄く嬉しそうに笑っていた。
胸の奥がぎゅっと痛んで、小さく息を吐いた。
総司が付き合い始めてから二週間経った頃。
私が休憩時間にトイレの個室に入っていると聞こえてきた声。
「沖田くんさ、何か…。つまんないかも」
「えー」
思わず私の身体がビクッと震えた。
…声の主は総司の彼女でもう1人はその友達だ。
個室から出るのは気まずいし、私は自然と聞き耳を立てていた。
「だってさ、部活で疲れてるのかもしれないけど、一緒にいててもぼんやりしてたりとか。
優しいには優しいんだけどね」
「なんだ惚気じゃーん。まぁ、部活剣道でしょ?土方先生だし厳しいみたいだから疲れてるんじゃない?」
「惚気じゃないよ。…あと小さい時はどうだったって話しになった時に…、葉月さん、だっけ」
「あー、前に沖田くんとよくいた子だ。幼馴染みだっけ」
「うん、その子のことをね、すっごい笑顔で話すの」
「えー。何それ。彼女としては妬いちゃうね」
「…きっと、好きなんじゃないかなぁ…」
「えー!だって今付き合ってるのは○○でしょ?!」
「うん…、そうなんだけど…。なんか、自信ない」
「…沖田くんに聞いてみたら?」
「聞くの怖いんだよね…」
彼女たちが去っていって少ししてから個室を出た。
私のことを…総司が、好き?
それはないと思う。
だって総司が選んだのは彼女さんなんだから。
でも「安心して!総司が好きなのは貴方だから自信持って!」と言える勇気はなかった。
その発言は流石にゴウマンな気もするし。
私が彼女さんの立場だったら私の存在が凄く嫌だと思う。
はぁ、どうしようもないな…。
ぐるぐる回る思考と、朝から始まった月ものの体調不良に
『やばいなぁ…』なんて朧げに考えてた。
「葉月?」
「…へ?」
廊下で不意に声をかけられる。
別の方向から歩いてきた総司の顔を見て、私の身体は強張った。
「ねぇ、大丈夫?顔色悪いよ?…一くん先行ってて。僕、葉月を保健室連れて行くから」
「わかった」
「いい、いいってば…大丈夫だし」
「ほら、行くよ」
急に手を取られる。
触れた総司の体温を意識してか、顔に熱が集まるのがわかった。
ぎゅっと締め付けられた胸が痛い。
「いいよ!総司には関係ない、から…!」
「ちょ、葉月…」
総司の手を振りほどいて、背中を向けて歩き出す。
これでいいんだって言い聞かせていると急に視界が傾いて、思わずその場にしゃがみこむ。
視界が真っ暗になる中、総司の声が遠くで聞こえた気がした。
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