朝に、入院するかもしれないとだけ伝えたお兄ちゃんの事も気になって、まさかこんな遠くに来るとは思いもしなかったので、とにかく必要なことや必要なものをパパや姉や母に連絡し、協力をお願いしました。
自宅から車で5分の範囲で実家も、姉の家もあり、
私には姉が2人いるので、とても協力してもらいやすい環境です。
それでも、本当に大変だったと思うし、手が足りないと思いました。
この時お兄ちゃんは高2と中2でした。
もう大きいとは言え、かわいくて仕方ない妹が入院してしまったこと、今まで身の回りの世話は母である私が全てしていたのに急にいなくなってしまったことで、心身共に不安定になっていきました。
上のお兄ちゃんは荒れていき、部活動にまじめに取り組まなくなり、寝坊して遅刻したり、無断で欠席したり、夜遅くまで帰ってこなくなったりしました。
下のお兄ちゃんは、ずっと暗い顔をしてあまり喋らなくなったようでした。
口を開くと、ママはお風呂に入れていないんじゃないのか、ご飯食べれていないんじゃないかと心配し、妹はなぜ入院したんだと、私の姉や母に聞いたそうです。
2人とも、成長期でバリバリスポーツしているのに、食欲が落ち、周りが心配するほど食べれなくなりました。
下の子は、テレビ電話をして私の顔を見るとやっと笑うと姉がよく言っていました。
自分たちでは、いくら明るく接してもダメなんだと。
夏休みは部活動が盛んになります。
サポートする側もとても忙しくなります。
その直前だったので、みんなであたふたしました。
私はなにもしてやることができず本当に苦しかった。
大会や試合、それぞれやっている部活動も違うので、持ち物も違う、毎日必要なものも、それがどこにあるのかも誰もわからない。
コロナ禍で大会や合同練習に必要な書類があったりしますが、それも毎回電話やメールで確認し、
お弁当が必要な日、補食を持たせる日、今日は誰が何時で誰がどこに集合だ、誰は休みだけど誰は朝がいつもより早い、こんな日はこれを持たせて、など、パパや姉や母と何度も確認し合い情報を共有しました。
私の体が2つあればと何度思っただろう。
みんな自分の生活だってあるのに、我が家の事もプラスされて、私には気にしなくていいといっていたけれど、ヘトヘトだったと思います。
こんなに大変なことを今まで1人でしてたんだね、大変だったね、母と姉たちは何度も言っていました。
パパは、とにかく仕事一筋なので、今まで家事育児は完全に私に任せきりでした。
仕事がとても忙しく、元々年に数えるほどしか休まないパパです。
キッチンにたったこともなく、洗濯機の使い方もわかりません。
そんなパパがほとんど冷凍食品だと言っていましたが、お弁当を作ったり、洗濯機はどうやって使うの?と連絡してきて洗濯を頑張ったり、仕事帰りにお買い物したりと、今までのパパを知っている人からすれば想像つかない姿を見せてくれました。
サポートしてくれる人はおりましたが、仕事と家事の両立に、娘のお見舞いと、よく頑張ってくれたと思います。