6月20日(木)、都知事選挙が告示された。
7月7日が投開票日である。
56人が立候補。
1つの知事の席に56人の椅子取りゲーム。
56人はこれまで最多だという。
現職は2期8年を終えて、3期目を目指す。
初めての女性知事。
それに挑戦するのは参議院からの女性国会議員が出馬。
二人の候補者はともにタレント出身。
この二人はテレビの世界で顔と名前を売り、政治家になってからも発信し続けた。
国政における寄付金の扱いのごたごた。
政治規制法改正まで自民党議員を中心に動いた。
その採決が終わって、舞台回しのように東京都知事選が始まった。
モーニングショーや昼のワイドショーがその話題を拡散した。
佐世保に帰省した時の酒の席でも話題。
知事選は東京ローカルの話題ではないことを確認していた。
都知事選の候補者数。
最初は20人を超える。
その次に30人を超える。
さらにその次に40人を超える。
不思議な動きが知らされていた。
とうとう告示日の昨日には56人になっていた。
知事選ポスター用掲示板の数は30だったか。
48枚まで貼ることができると聞いていた。
それをさらに超えて56人が立候補。
候補者ポスターをどのようにするのか。
18時過ぎに散歩を兼ねて、近くの掲示板を見に行った。
小学校校門そばとそこから300mほど離れた郵便局の近く。
告示から二日目の実態観察というわけである。
テレビで話題の6名以外に3名のポスターがあった。
9名の候補者のポスター。
二つの掲示板には同じ運動員が貼り紙をしたのだろう。
候補者の宣伝カーも見ないし、連呼もない。
テレビではA3判サイズのビニールファイルをピン止めする画像があった。
56人のうちの相当数のポスター枠が知事選のためではなく、別の目的のために使われるという情報がある。
私が住む住宅中心の静かなまち。
告示日二日目では、新聞テレビで出ているようなことはない。
通勤の人は掲示板に目を配ることもない。
東京でも私が住んでいる場所は、知事選や別の目的のためでも、「コスパが悪い」ということだろう。
新宿、渋谷、池袋、浅草等のターミナル駅とは違う。
56人の知事選候補者が7月7日の投票日まで選挙をどう使うのか。
そんな都会の結節点の動きをいずれ見に行くことにする。