出展企業は約800社、世界25カ国から参集した。会場はいつもの東京ビッグサイト。
7つの専門エリアから構成され、アパレル、バッグ、シューズ、アクセサリーなどの製造メーカー、
生地、素材、副資材のサプライヤー、各種のデジタルテック企業などがブース展示。
下は第3種の医療機器製造販売業に認可を受けたイーゲート社。
福井大学脳神経内科と共同開発した。
同社の製品である性低血圧症の軽減に有効な弾性ストッキングアイテム
トレーニング時に代謝を促進するコンプレックスウエア。
データに基づいて開発されたインナーウエアも扱う。
日本初登場のブランドでは、
オランダで設立の「ハンデッド バイ(HANDED BY)」。
1996年に設立され、手編みバッグやバスケットなどのホームアクセサリーブランド。
使用する素材は、すべてリサイクルプラスチックや環境にやさしい木材など、
機械での大量生産はせず、職人の手作りにこだわる。
フィンランド発のアパレルブランド「ピュアウェイスト(PURE WASTE)」。
衣料品の製造工程で出るコットンの端材、端切れをリサイクルして服にする。
綿栽培に必要な大量の水を抑制するだけでなく、端材を色ごとに集めて再利用するため
再染色の必要がない。
水質汚染の原因となる薬剤も一切使用せず、「廃棄物に対する人々の認識を変えること」を使命に掲げる。
ウェルネスファッション・ゾーンは「健康・美容・スポーツウェアEXPO」として領域をさらに拡大。
サステナビリティが“当たり前”になりつつあるファッション業界では注目が続いている。
ブランド「エシカル&シー(ETHICAL&SEA)」。
生産者の思いやストーリーを大切にしながら、オーガニック原料やプラスチックフリー容器の
エシカルなコスメを展開しており、アパレルショップへの導入にも積極的。
特に印象的だった展示ブースは「次世代のユニバーサルデザイン」の素材スペース。
アパレルを軸に多様な生活の領域に浸透させてゆく構想を持っている。
肌の光老化を防ぐ素材、熱中症対策、すべてのひとにあたたかさを、光線過敏症の対策など、
あらゆる世代の女性に快適さと美しさを提供しようとする。
業界で活躍するプロのセミナー
「ビームス 恵比寿」サービスマスター兼オムニスタイルコンサルタントのHeg.さんは、
“令和のカリスマ販売員”を決めるコンテスト「スタッフオブザイヤー」で2022年にグランプリ受賞。
デジタルとリアルの掛け合わせによる接客のワザを解説した際に、
『お買い物の入り口がデジタルになっている』『店頭でしっかり付加価値をつける』と強調した。
ロン・ハーマンを成功させた三根 弘毅社長。サザビーリーグ リトルリーグカンパニー プレジデント。
僕の大好きなショップです。
カリフォルニアの青い空と海、心地よい風を肌に感じる店内、商品、接客、サービスを、なにより大切にする。
お客に「きょうは天気がいいからロンハーマンにゆこう!」と思って欲しくて、ずーと続けて来たという。
下の写真は会場からQRコードの撮影許可があり撮影した際のスナップ。
学生とトークショーのステージで。右から二人目が三根社長。
セミナー後、来場者と面談中の三根氏
最後に
とても感じ良くカメラに応じてくださった三根社長と。
実は二人とも伊勢丹の卒業生。僕は伊勢丹研究所で仕事していました。
ロン・ハーマン事業の順調な発展と成長を心より願っています。
(展示会場での撮影、関係者に聞き取り、WWDJAPAN、FaWのHPを参考にして再編集しました)
次回につづく