理人「やっぱりビキニじゃないとね」
剛史「同感」
竜蔵「そうそう。へそは大事だな」
理人「パレオとか邪道だよね」
剛史「同感」
うんうんとリュウ兄とハルも頷く。
剛史「ひも・・・」
黒の水着の横につけられたリボンのような紐を指さす。
理人「ああ。このリボン気になるよね。引っ張ってみたくなる」
竜蔵「ひっぱったら・・・あ!」
俺以外のやつらが一斉にカウンターの向こうにいる***を見つめる。
そのあと、何かを想像したのかそれぞれの顔を手で覆った。
竜蔵「・・・見てないぞ。見てないぞ」
指の隙間から***を覗く。
「おいっ」
俺の言葉を遮るように、理人が会話を続ける。
理人「リボン、確かにいいね・・・。豹柄は?」
春樹「@@には似合わないんじゃない?」
とうとう***の名前が出る。
「おいっ」
理人「そうかなー。ちょっと見てみたい気もするよ。猫耳もつけてくれないかな」
剛史「趣旨かわってる」
「おいって。なんの話してるんだよ!」
俺はハルと剛史の間に割って入り、雑誌を取り上げた。
理人「いっちゃん。なにすんのさ」
「なにするじゃねーよ。何の話してんだよ!」
俺は雑誌を丸めて理人の頭を叩く。
理人「うーん?ハル兄が常連さんから室内プールのチケットもらったんだよ」
「それで?」
竜蔵「紗枝が行きたがってるんだけど、紗枝も小学生だろ?」
「そうだな」
春樹「男子更衣室で着替えさせるわけにもいかないから。来週の日曜日、@@に一緒に行ってほ
しいって誘ったらOKもらったんだよ」
「はっ?」
俺は***に目をやり睨むが、別の仕事に夢中で気づかない。
そんなこと聞いてねーぞ。
剛史「それで、水着持ってねーって言うから」
理人「僕らが選んであげてたんだ♪」
さっきからの会話を思い出す。
こいつら、全部、さっきの水着を頭の中で***に着せてやがったのか・・・。
冗談じゃない!
想像だって***の水着姿を見せてたまるか!
あいつら水着の紐、とりやがって!
なにを想像した!