首をかしげた私にニヤッと笑うと、
「体育祭が終わったら、何でも言うこと聞けよ」
うん???
「・・・・なん・・でも?」
「そっ。何でも♪」
「何でもって・・・何でもだよね?」
グルグルと「何でも」のキーワードが頭を駆け巡る。
「そうだよ。俺の言うこと何でも」
「・・・それは・・」
何でもが何を指しているのか色々想像を駆け巡らせる。
「やなのかよ。だったら二人三脚もダメだ」
「そんなの・・・ずるい」
「どうすんだよ」
急かすようないっちゃんの言葉に私は覚悟を決める。
「・・・わかった」
その言葉にいっちゃんは、表情を好転させて、
「よしっ。じゃあ、約束な」
指切りでもするのかと思って小指を出そうとした瞬間、唇が塞がれた。
「何でもだからな・・」
そうつぶやくとまた唇を塞ぐ。
いっちゃんの言う「何でも」を予感させるように、深まるキス。
崩れ落ちそうになってしがみつく私の体をいっちゃんが強く抱きしめる。
私、とんでもないこと約束しちゃったかも・・・。
そう思ってももう約束してしまった。
体育祭が終わるまでドキドキして死んじゃうかも・・・。
キスをしながらそんなことを考えていた。