体育祭準備_ヒロイン目線の対になる一護目線のお話です。
よかったらヒロイン目線からどうぞ。
*******************************
ムカつく。
俺の前であんなに喜びやがって。
去年の体育祭でクラスのヤローが言ってた。
「二人三脚って役得だよなー」
役得・・・・。
女と密着して肩まで抱けて。
そりゃ役得だろ。
ただし、***の場合は別だ。
あれは俺のものだから。
誰かにさわられるなんて考えただけでも腹が立つ。
ましてあいつに好意を抱いているハルにそれをされるのは、他のヤローの2倍腹が立つ。
好きな女と密着できるなら、俺ならどさくさに紛れて色々するさ。
きっとハルも同じことを考えてる。
あいつ、ムッツリだからな。
クロフネから帰ってきてから俺はベッドの上に寝っころがって、一人で悶々と考えていた。
どうしても***が二人三脚にでることが許せない。
「どうしたらやめさせられるんだろう」
クラスで決まったことをかえるのは結構大変だ。
優勝目指しているならなおさらだ。
優勝すると後夜祭の花火を屋上から見ることができる。
その特典を聞いた時の***の顔。
目を輝かせて「いいなー」とうらやましそうだった。
「優勝してやりたいな・・・」
叶えてやりたい。
一人2種目という制限で、俺が二人三脚に変更すればリレーが弱くなる。
ハルと剛史だけじゃやっぱり勝つのは難しい。
はぁぁぁぁ。
ため息をついたとき、ドアをノックする音が。
「一護。ちょっといい?」
母さんの声に俺はベッドから身を起こす。
「何?」