「わ・私、ちょっと着替えてくる・・・」
そう言って、2階の自分の部屋へと走って行ったかと思うと、ドアの向こうで
「きゃ」
という声と共にドタドタドタと落ちる音が聞こえる。
「落ちたね・・・」
「ああ。動揺しすぎだろ」
「あれは痛いぞ・・・」
「大丈夫かな?」
「・・・あのバカ」
階段へとつながるドアを開けると、尻をさする***の姿
まったく、こいつは・・・。
ドアを閉めると、
「ほらっ」
手を差し出すと、***はへへへっと笑って手につかまった。
「いっちゃん、ありがとう」
起き上がってもまだ痛みが残っているのか、尻をさすっている。
「お前、動揺しすぎ。ばれるだろ」
「え・・・」
また一瞬にして顔を赤くする。
「あーもー」
***の顎を上に向け、キスできる体勢へと持っていくと、素早く唇を塞いだ。
「・・・いっ・・・ちゃん」
向こうにみんながいることに焦っているのか、俺の胸を押し返す。
みんなに見られても俺は一向に構わない。
むしろ誰のものか再確認してもらえるだろう。
「・・・ちゃん!」
やっと押し返すことに成功した***の顔はさらに赤くなっていた。
「みんないるんだから・・・」
小声で俺を窘める。
「いなけりゃいいのかよ」
「揚げ足とらないの・・・」