先週、古くから付き合いのある友人から、ふくらはぎの痛みについて相談を受けました。

 

その友人と知り合ったのは20年数年前で、当時住んでいた蔵造の町並みで有名な川越のスポーツクラブです。その時は、以前にも紹介したワールドウイングの小山さんが提唱していた初動負荷理論を実践したいと、見よう見まねで自分なりにウエイトトレーニングに取り組んでおり、そんな時に声をかけられたのです。

 

 

 

その友人は元ラグビー選手で、実業団でもプレーをしており、引退後に地元埼玉に戻っていました。選手時代にはワールドウイングでトレーニングをしており、私自身の動きが気になったようです。その友人には初動負荷理論についていろいろ教えてもらい、飲みに行く仲になりました。ただ、そのうちに連絡が付かなくなり、音信不通になってしまいました。

 

ところがわからないもので、何年か後にばったり会うことになります。池袋にワールドウイングのトレーニングジムが開設され、自身も通うようになり、そこで再会をしたのです。その後、その友人は単身赴任で広島に行ったままですが、不定期ながら何かあると連絡があり、付き合いが継続しています。

 

前置きが長くなりましたが、その友人は広島行ってからランニングにのめり込み、市民ランナーとしてはそこそこのレベルに達していました。

 

そんな状況での連絡でしたが、私自身は直接走っているところを確認していないので、シューズの底の写真と、ランニングの時の動画を送って欲しいと伝えました。

 

送られてきたのがこの写真です。考えられないぐらい左足の底の外側が削れています。この部分で着地そしてキックをしていることは推測しましたが、左右でなぜこれだけ違うのかは理解できませんでした。

 

 

さらに1週間ほどしてランニング時の動画が送られてきました。動画を見れば一目瞭然です。自身はいろいろな選手のランニングフォームを動画でチェックしているので、何回か見ればフォームの特徴は、大まかながらつかむことができます。

 

動画を確認した結果ですが、その友人のふくらはぎの痛みとシューズの極端な減り方はつながっているようでした。フォームの特徴は、私の中学、高校時代によく言われていた、直線上に着地する走りです。左足は極端に中央寄りに着地していますので、中心線を超えて完全にクロスしています。

 

 

 

靴底を見ただけでは、フォームを推測することは難しいというのは今回わかりました。ただ、靴底を見ればランニングフォームに問題があることは、ある程度は読み取ることは可能だと判断しています。

 

 

 

以前の投稿でも触れましたが、ご自身の靴の底を定期的にチャックしていただきたいと思います。長く走るためには絶対に必要なことではないでしょうか!?