シューズがもしなかったとしたら、あなたはどうしますか?はだししかありませよね。
現代人にとって、なくてはならないものとなってるシューズですが、裏側、つまりソールを一度観察してみてください。

カカトとつま先が、極端に削れていませんか?歩行でもランニングでも、カカトから着地することが薦められていますが、本当に正しいのでしょうか?

クツを履かずに、はだしでこの動作を考えてみて下さい。歩行はともかく、ランニングの場合は絶対に痛いと思います。クツを履いているから、カカトから着けますが、はだしでは勇気がいります。
なぜカカトからなのか?足の振出し動作が、影響していると思っています。足を振り出すと、つま先が上がります。そうなると、嫌でもカカトからつくしか方法がありません。

ではどうするか?足を自然にやさしく地面につけることです。もちろんカカトから着くことになりますが、足裏を転がすのではなく、外側(小指側)から、足の裏全体をかぶせる感じです。

足裏の接地



この意識で自身は歩いていますが、シューズは写真のように、中足部が全体的に大きく削れています。カカトはあまり削れておらず、つま先も、同様です。




ただ、以前はいていたクツを見ると、つま先が結構削れています。特に右足は大きくすり減っています。
上の写真と同じタイプの底ですが、比べてみるとよくわかります。(写真は左側)




理由については、右の股関節の稼動域が狭くなり、うまく動かせていなかったことにあると思っています。
そのため、地面を蹴る(キック動作)ことで推進力をえる、いわゆる代償動作で走っていたと考えています。



最近では、日本の陸上界でも、地面は蹴るのではなく、押すということが言われています。ただ、着地はカカトから入り、外側(エッジ)を通り、母子球からつま先に抜けるというのが、いまだに常識になっています。これは、キック動作そのものです。

クツをはいていると、着地がどのように行われているか難しいのですが、スローモーションで撮影している動画があります。NHKが制作したものですが、マカウ選手の着地に注目してください。(1分45秒過ぎ)



つま先をしっかり地面に着け、つま先を引っ掛けることなく、スーット足が地面から離れています。足首の角度が大きく変わっていないことから、キック動作を使っていないことがよく分かります。

直後の一般ランナーの着地と比べてみると、一目瞭然です。カカトからガッツリ入っています。さらに、地面を蹴っていることが、離地後のスネとカカトの角度が、大きくなっていることからわかります。
シューズも恐らく、カカトとつま先はかなりソールが、削れていると思います。

早速、自身のクツの底をチェックしてみてはいかがでしょうか!