やっぱり日本はいい! | 日記

日記

日々の徒然

また米国へ帰ってきてしまった。

 

4年ぶりの日本は想像よりずっと素晴らしかった。「おもてなし」とはよく言ったもんで、日本は社会全体が高いモラルで成り立っているのでとにかく生活がしやすい。よくいう日本特有の社会的な抑圧もあるにはあるが、皆がそのモラルを守ろうとする努力で社会は円滑に回っていて、法や罰が無い部分は自分の好きなように生きて当然のアメリカ社会とは比べ物にならないほど便利で過ごしやすい。

 

小さな事例を挙げれば、店では客は客として当たり前にサービスが受けられ、腹では何を思っていたとしてもマニュアルに沿ってテキパキと丁寧なサービスを提供してくれる。必要なサービスを円滑に、予約をしたら期待した時間にサービスが開始される、そんな日本では当たり前だったことがアメリカ社会では期待できない。店のレジでは従業員同士の楽しい会話が終了するまで悪気も無く待たされ、買ったものは普通にボンボン投げられ、それもう私のものなんですけど!と言いたくなるのをグッとこらえる。野菜や果物などを傷つきやすいものを投げられるともう悲しくなる。家の中のあらゆる工事予約も時間通りに現れる業者はまず居ない。作業を始めてから途中連絡なしで2週間くらい連絡が取れないことなんて日常茶飯事。後で問いただしても「忙しかったから」って。え???? もう慣れましたが。

 

商品の開け口が付いていないのは標準、たまに切取線を見つけて切ってもずれていて開かないのも標準。自分で確認しなければカビが生えた果物や賞味期限切れの商品も普通に店の棚に並んでいるこの国での不便は挙げていったらキリがなく、愚痴が止まらなくなるのでこの辺で終了ショック

 

念のため…これから米国へ移住される方のためにこの国の良い点も挙げておくと、とにかく自由。その責任こそ付いてまわりますが多様性が広く認められているのでルールさえ守っていれば他人が自分と同じ文化や価値観を持つと期待されることは無いし、実際違う。商品の返品は開封後であっても故意にダメージしていなければ大体OKだし返品期間も1ヶ月ほどが標準と長い。職場は個人的な交流が必要な場ではなく仕事仲間が大前提。なので仕事以外の「付き合い」はゼロでも関係が悪くなることも無い。他者とのコミュニケーションは多くすれ違えば大体挨拶を交わすし、困っていそうな人がいれば助けられていないのを見たことが無いハート

 

社会全体が概ねフレンドリーなので生活に不便はあるが、一歩外に出れば誰かと話す機会が必ずあり、独居老人でも一日中誰とも話をしてないなどということは起こりにくいのであるニコ

 

話を戻すがとにかく日本はすごい。なんだかんだ言っても本当に民度が高い国である。私は数年後には日本へ移住する計画をしているが、仕事をせずに生活が立つようによーく考えておかないといけない。米国へ来て20数年働き、人生の半分以上をこの風土にどっぷり浸かってしまった私には日本の社会で規律よく「働く側」になることはもう無理だと自覚している。

 

主人がリタイヤするまであと約3ヶ月。

母の相続の手続きが終了したら今度は移住計画に着手なのである飛び出すハート