さて今年も既に2月末になりましたね。時間が過ぎるのは本当に早いです。
セビージャの町中にはオレンジの木が山のように見受けられます。地面に落ち過ぎる為、政府から雇われた「オレンジ刈りの担当者」により、収穫に近いスタイルでオレンジ収集が町中で見受けられます。
このオレンジは食べられた物ではないほど苦い?(と食べた人は言いますw) 為、石鹸やアロマに変化します。有名なカンタオールのNaranjito (ナランヒート)の名前の由来もこのオレンジ刈りから来ています。
(彼のお父さんの仕事がオレンジ刈りなんです)
さて、表題のクラシックバレエの世界に関しても
フラメンコと同じく「正しい基準がない」と分かりました。
先日、ロッテンマイヤー先生(アルプスの少女に出てきそうなクラシックバレエの先生)が分厚いバレエ参考書を見せながら、今までの研究結果をクラスで発表していました。
元々イタリアに起源があり、それがフランスで発展してロシアに渡り、その後イギリスやアメリカを含めて世界中に拡散していきました。
同じ呼び方の動きでも、「発展した国により微妙に動きが変わります。」
つまり、100%正しい型が浸透している訳ではないし「どの動きも間違えではない」のです。
もちろん大昔に最初に作り上げられた型はある程度存在するようだが、結局、フラメンコの世界では完璧な動きと捉えられるクラシックバレエさえ、完璧な伝言ゲームにより拡散していないのです。
特にスペイン国内で取り入れられたクラシックバレエは色々な国のバリエーションのミックス状態であり、手の位置のポジションの呼び方も都合がよい方法で好きにつけた物が沢山あるんです。
この観点から、「これはバレエだ!」「これはフラメンコだ!」と特徴分けを何となくする分には理解できるが、お互いのジャンルを共存するのではなく、批判しあいながら優位性を競うのは全く意味がない状態だと確信できます。