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使い捨てプラスチックの削減に向けて(欧州徒然草)
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10月21日(日) 17:00 提供:ガジェット通信

今回は川野祐司さんのブログ『欧州徒然草』からご寄稿いただきました。
……
今回のプラスチック削減戦略を進める理由として,EUはプラスチックによる海洋汚染を強調しています.……
使い捨て製品として,ライター,飲み物のボトルやキャップ,綿棒,衛生タオル,袋,お菓子の包装,ストローやストローを入れる袋,風船,食品のトレー,コーヒーなどのカップやふた,スプーンなどを挙げています.……


海洋でさらに問題になるのはマイクロプラスチックです.マイクロプラスチックとは大きさが5㎜以下のプラスチック片のことです.化粧品,洗剤,塗料などにも含まれているプラスチックだけでなく,もともとは大きかったものが波にもまれて小さくなったものも含まれます.特に,波に長い間もまれると目に見えないくらい小さくなります.マイクロプラスチックは小魚などの体内に入り,食物連鎖を経て人間も食べています.
……
このような問題に対処するためのEUの戦略は大きく3つに分けられます.

第1の戦略は,プラスチックのリサイクルを進めることです.リサイクルを進めるために,リサイクルしやすいデザイン,リサイクル製品の需要の拡大,プラスチック製品の分別の促進を進めようとしています.……
 
第2の戦略は,プラスチックごみそのものの量と投棄の削減です.……

ごみの削減については,リユース(reuse)を進めることも重要です.ペットボトルに関しては,ドイツ,デンマーク,フィンランド,オランダ,エストニアなどではデポジット制度(ドイツではプファンドといいます)が普及しており,ペットボトルのリユース率は94%に上っています.これはジュースなどのペットボトル飲料を販売する際にデポジットを上乗せし,飲み終わった後にスーパーなどで回収してデポジットを返金する仕組みです.日本でも昔は瓶の回収に使われていました.

飲料水に関しては,ヨーロッパでは水道水を飲まない人がかなりたくさんいます.ペットボトルの水を買うことはごみ排出につながります.そこで,EUは飲料水指令(Drinking Water Derective)を制定する予定です.水道水の品質を上げればごみの削減につながります.

また,ごみを増やす要因として,caffe to goのようなto goサービスの普及も挙げられています.カップのふたやストローなどは一度使っただけで捨てられてしまい,リユースされていません.観光地などでこれらが適切に捨てられていないために,ごみが海洋まで達しています.また,釣りやマリンレジャーでもプラスチックが多く使われていますが,これらも適切に捨てられていないことが問題視されています.一般の人々に対してこのようなリユースや適切な廃棄をどのように促したらいいのかについては,いい解決策がない,とも言っています.使い切り製品や過剰包装を抑制させるための研究は幅が広く,行動科学なども必要だとしています.

企業に対しては素材・製品開発や研究支援などが可能で,約3億4000万ユーロが予算措置されています.例えば漁船から出るプラスチックごみを陸上で適切に処分するためのインフラ整備や,海上で集めたプラスチックの処理施設などの整備を行う予定です.

生物分解性プラスチックに関しては様々な種類があり,一般向けに販売されているものが必ずしも自然環境下で分解されるわけではないそうです.特に,コンポスト分解性プラスチックは,家庭用のコンポスト機に入れても分解されないものもあるそうです.これらのラベルや品質の統一化を図ることを目指しています.…… なお,オキソ生物分解性プラスチックは将来的に禁止される予定です.

マイクロプラスチックに関しては,化粧品,塗料,タイヤなどから環境に排出されています.化粧品についてはすでにいくつかの加盟国で規制が始まっており,REACHという化学物質に関する規制に加えられる予定です.日本でもナノ粒子などの名前でマイクロプラスチックが添加された化粧品がありますが,環境には大変悪いことはあまり知られていないのではないでしょうか.海洋にすでに出てしまったマイクロプラスチックを回収する研究も必要です.

第3の戦略は,循環型社会にするための研究と投資です.プラスチック産業は重要な産業の一つであり,全面的にプラスチックを禁止するのではなく,環境面で安全なより性能の高い製品やバリューチェーンを作ればいい,という発想です.研究の例として,電子透かしを利用したプラスチックごみの選別や淡水中でも分解される分解性プラスチックの開発が挙げられています.また,トウモロコシの芯から作られるような化石燃料を使わないプラスチックの開発にもEUは資金を拠出しています.
……
2018年5月28日に,欧州委員会から「特定のプラスチック製品による環境負荷削減に関する指令」が公表されました.……

 
私たち人類は、自分で自分の首をしめていると思います。


学生時代、反原発と書いた風船を飛ばす活動をしたことがあるけれど、自ら環境を害しているなんて、思いもかけませんでした。

 

知らないことは〝罪〟かもしれません。

 

ひとりひとりが、意識的にできることをやれば、未来は変わる。

 

変えたいです。

 

 

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