「でも、起業って大変じゃないの…?」と思う人に。一番大事なお金との向き合い方 ≪続きを読む≫
2月6日(火) 18:00 提供:新刊JP
…… 『起業1年目のお金の教科書』(かんき出版刊)の著者、今井孝さんは、起業に関するお金の悩みの多くは「お金があるかないか」よりも、自分のお金に対する感情や感覚がつかめていないためだと語る。
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■行き詰ったら「難しく考えすぎているのかな」と振り返る ……
今井:…… 色々と考えて何をしたらいいかわからず止まってしまったら「難しく考えすぎているのかな」と振り返って、今できることを探してみるといいですね。
――今井さん自身もそういった経験がありましたか?
今井:直接、ビジネスとは関係ない話ですが、最近そう思うことがありました。
今、奥さんが毎朝、子どものお弁当を作っているのですが「たまには代わってくれると嬉しいな」と言われたんです。そこで私が「じゃあ、料理教室でも通おうかな」と言ったら「そんなことしなくても、今できる卵焼きとか冷凍食品を詰めるだけでもいいよ。週に一回同じお弁当でもいいし」と言われたんです(笑)
つまり、私はお弁当を作ることを難しく考えていたわけで、ビジネスも同じようなことだと思うんです。「起業するなら大きなお金が必要だ」とか「資格をとらなくちゃ」とか「MBAを取得しなければ」とか、思い込みで考えてしまう。
お弁当も卵焼きと冷凍食品から始められるし、続けていけば別の料理を覚えますよね。だから、わざわざ大金や大きな労力を使わなくても始めることはできるし、そこから学んでいけばいいんです。
――本書には「開業手続きは必要になるまでしない」「広告は最後に使う」など、起業初心者の固定観念を覆すノウハウが紹介されていますが、そう言われて納得できる人とできない人に違いはありますか?
今井:本だけだと「こんな簡単にできるわけがない!」という人が稀にいらっしゃいますが、面白いのは、直接お会いして説明するとほとんどの人が「なるほど!」と納得されることです。
これもやはり感情や感覚の問題だと思います。直接話ができるとリアリティが湧くんです。
一冊目の『起業1年目の教科書』を出版したときも、すでに起業したベテランの方からは「そうだよね」と言っていただけて、起業したばかりの人からは「参考になりました」とお声をいただいたんです。でも、まだ何も始めていない方の中に、「こんなに簡単なはずはない!」と言われる方がいらっしゃったわけです。
だからこそ、直接話を聞くとか難しく考えず始めてみるというリアルな体験から「感覚」を身につけることは大切だと思います。……
頭の中で考えていると、とても難しくて、大変そう。
でも、いざやってみたら、それほどでもなかった。
そんなこともあります。
まさしく「案ずるより産むが易し」。
まず動いてみることが、大切でしょうか。
どうもありがとうございます。感謝のうちに。
社会保険労務士福島里加事所
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