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<1月25日(木) 20:00提供:レタスクラブ>
国の定めた「学習指導要領」が改訂され、2020年より本格的に導入されます。……
■ 知識を教える教育から“使い方”を教える教育へ
…… 今回の教育改革で特徴的なのは、“知識の量”ではなく“知識を使う力”に重きを置いた教育方針。これまでの教育方法は「つめこみ教育」や「ゆとり教育」など知識量の増減が焦点になっていましたが、新しい「学習指導要領」では思考力や判断力、表現力などを育てることを目的としています。……。
■ 近年注目されている“アクティブラーニング”とは?
…… 櫻井翔が高校の校長先生役を演じたドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)でも、アクティブラーニングが取り上げられていました。
同ドラマには瀬戸康史演じる島津智一という英語の先生が登場するのですが、第3話では櫻井演じる鳴海涼介に背中を押され、授業にアクティブラーニングを導入。授業のシーンで島津は「今日僕は、基本的に英語でしか喋りません」と言い、生徒たちに英語だけで会話しながら“間違い探し”を解くように指示していました。
結果的にこの授業は成功したのですが、実は物語の序盤には鳴海先生もアクティブラーニング型の授業に挑戦しており、こちらは大失敗。鳴海先生がアクティブラーニングの“方法論”を知らなかったのが原因なのですが、島津先生は「日本ではまだ、この方法論を学べる環境は多くありません」と言っています。……
アクティブラーニングは、教師による一方向的な授業で知識を詰め込むインプット型教育ではなく、ディスカッションやグループワーク等を活用したアウトプット型教育。
文科省が推し進めようとしている生徒主体の参加型教育は、とてもいいものです。
ただ、理念的には素晴らしいのですが、実際には、上記のドラマの鳴海先生のように、失敗するケースも多いでしょう。
正解がないだけに、授業の焦点がぼやけてしまい、好き勝手なことを言うだけで終わってしまうリスクがあると思います。
アクティブラーニングのよさをきちんと体現できるような教師の養成が行われなければ、知識も知識を使う力も中途半端な児童・生徒が生まれるのではないでしょうか。
従来型の授業より、教師の力量差が出るので、どの先生にあたるかによって、児童・生徒の〝伸び〟が違っててくると思います。
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