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<1月3日(水) 15:00提供:新刊JP>
……『できる大人は、男も女も断り上手』(伊藤由美著、ワニブックス刊)は、銀座で35年間にわたり、一流クラブのオーナーママを努めてきた著者の伊藤由美氏が、ビジネスから恋愛まで接客のプロとして大切にしてきた角の立たない「お断わりの作法・技術」を紹介する一冊だ。
■上司や取引先の断りづらい指示や誘い、どう切り抜ける?
上司からの仕事の指示や飲み会の誘い、取引先からの依頼や問い合わせなど、断りづらいのが仕事関係。……
例えば、「残業をしてくれないか」と言われた時に、角が立たないように断るにはどうすればいいのだろう。そこで使えるテクニックが、「その代わりに…」という代案を提示するという方法だ。
「申し訳ありません。今日は外せない予定があって残れませんが、明日なら残れます」
「すみません。今日は19時までしか残れないので、明日朝の対応でもよろしいですか?」
こうすることで、「今日の残業」という上司からの依頼は完全に断りながらも、上司には「100%拒否されたわけではない」という印象を残せる。
この「代案を出す」という方法は、残業のシーンに限らず、上司からの仕事の依頼を断るという広い範囲で役立つ。
■どうしても断れないときは…「交換条件」を提示せよ
ただ、どうしても断れないという場合もある。そんなときは、「交換条件」を提示するというのもひとつの手だと著者は言う。これは厳密に言えば「断わり方」ではなく、断れなかったときの自分の心の負担やストレスを軽減するための方法になる。
「断れないから引き受けたけれど、こちらの希望だって聞き入れてくださいね」というギブ&テイクだ。そうすることで、「自分だけ損をしている」「なぜ自分ばかり指名されるんだ」という断わるこができなかったストレスが相殺されて軽くなるのだ。
自分の意思を貫きながらも、周囲への気遣いも忘れない。むしろ、断わることによって相手との信頼関係をより深めることにもなるかもしれない。断わり方ひとつで、人間関係は大きく変わってくるもの。……
ノーが言えずに、ついつい頼まれごとを引き受けてしまう人。
お人よしなのですよね。
ただ、「いい人」であることにこだわりすぎていませんか。
人から嫌われたくないという思い。
それは、自信のなさの裏返しかもしれません。
人を傷つけるのが怖いのは、自分が傷つくのが怖いから……。
でも、大丈夫。人はそんなにやわじゃない。
断る相手への気遣いと誠実さがあれば。
人と自分をもっと信頼して。
もちろん、仕事を断らないことによって、ステップアップするチャンスになることもあるし、そこはケースバイケース。
自分自身が心底納得できるかどうかが、鍵。
成熟した人間は、後から自分が後悔するようなことは、最初にきっぱりと断ります。
ノーと言うべき時には、言いましょう。
あなたも、勇気をもって。
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