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<12月21日(木) 20:00提供:新刊JP>
今も昔も、飲食店経営を志す人は多い。しかし、「飲食店ほど難しい商売はない」と言われるように、ほとんどのケースでは成功することなく撤退を余儀なくされる。
飲食店成功のカギは味か、接客か、立地か、はたまた運か?
その秘密を探るべく、『串焼き1本80円でも年商1億稼げます』(秀和システム刊)の著者で、居酒屋チェーン「かぶら屋」を経営する内山九十九さんにお話をうかがった。……
内山:繁盛するかどうかは味だけじゃないというのは確かです。かといってサービスだけでもない。どこにどんな需要があるのかをきちんと知ったうえではじめるということが大切なのではないでしょうか。……
――「想いを共有している人」と一緒に仕事をすることの大切さについても書かれていましたね。新人を採用する際などは「かぶら屋への想い」をどのように見極めているのでしょうか。
内山:こういうことはなかなか面接だけでは判断できないので、入ってからの教育によるところが大きいです。
将来的にかぶら屋の店舗オーナーをやりたいといって応募してくる人が多いので、かぶら屋の「想い」の部分を共有しておくことは欠かせません。だから入ったらまずは座学で「かぶら屋とはどんな店か」ということを教えていくのがスタートです。
その先のステップはまずかぶら屋の理念的な部分を理解しないと進めません。……
――そうして教育を受けて、一定の水準を満たした人が独立していく中で、うまくいく人とそうでない人にはどんな違いがあるのでしょうか。
内山:不器用な人間の方が成功しているように思います。そういう人ほど、いいと思ったことをやり続ける愚直さがあるといいますか。
ただ、器用な人がダメだという話ではなくて、そういう人は「別にかぶら屋じゃなくてもいいや」となってしまうんですね。かぶら屋のオーナーではなく完全に個人として独立することもあります。もちろんそれでうまくいっている方もいますし。
――最後になりますが「かぶら屋」に限らず、飲食店経営を志す皆さんにメッセージをお願いします。
内山:この本を書くにあたって一番伝えたかったのは、「飲食店をやるにしても“サラリーマンじゃない働き方”をしてほしい」ということです。
飲食店をやりたいと思っているなら、「どこかの会社に入って」と考えるのではなく、ぜひとも自分でやってみるという選択をしていただきたいと思っています。ただ、必ずしも一人でやれということではなく、一人では無理だと思ったら「かぶら屋」と同じような形で独立できるチェーン店に行くのもありだと思います。
とにかく最終的には「経営者」になる道を選んでいただきたいですね。
想いを共有することの大切さ。
不器用な人間の方が、いいと思ったことをやり続ける愚直さがあり、成功しているように思うというお話。葉
とてもすんなりと心に響きます。
飲食業。
実際、とても大変なのですけど、それだけにやりがいはあるでしょうね。
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