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<提供:しらべぇ>
…… 今、ネット上で「新人の教育」に関するブログ投稿が話題になっている。
■新人に「自分で考えろ」がダメな理由
はてな匿名ダイアリーに投稿された「自分で考えろは新人に使ってはいけないと思う」というエントリー。この言葉は部下(新人含む)に対して上司が言いがちな文言だが、投稿者は以下の理由で「自分で考えさせると伸びない」と指摘する。
・新人に任せられる仕事はそもそも単純作業であり、すぐに答えや手順を教えてやったほうがいい
・新人にもともと考える余地もあまりなく、右も左もわからない彼らから劇的な改善策が出てくるわけがない
・自分で考えさせたところで、無駄に時間がかかって間違えるのがオチ
・「自分で考えろ」と言ってしまうことで、仕事に対して恐怖感、緊張感を覚えさせ、怒られる恐怖から聞くべきことを聞くこともできなくなる
・中には自分で考えて正しい答えを出せる人もいるが、もともと優秀なだけで指導が良かったわけではない
そして、投稿者は「一通りの作業は考えなくてもこなせるぐらいの知識をつけてやれば、人間なんて自然に色々考えるようになるもんだ」と述べ、投稿を締めくくった。
■共感の声集まる
この投稿に対し、共感の声が多く寄せられることとなった。以下、一部を紹介すると……
・仕事にもよるんだろうけど、きっちり手順守ってルーチンワークしてると、ある日突然手順の意味がズバッと分かったりすることがあるから不思議だよな
・最初は手順を教えながらその仕事のそもそもの目的や背景を理解徹底させると放っておいてもそのうち自分で考えて何か言ってくるようになるよ
・面倒見がいい人や指導がうまい人は、「自分で考えて」とか言わない傾向にあると思う
一方、すべてを教わることに対しては疑問を持つ人も。
・半分は同意だが、大学を出た20代の人間が全くの白紙で一から十まで教わるという前提が当然とは思わない ……
・おっさんでも新しい仕事は新人なのに、自分で考えることになっててハードモードです
■上司から言われてイラッとする言葉ランキング
ちなみに、しらべぇ編集部が行った「上司から言われて一番イラッとする言葉」の調査では、「自分で考えろ」は第5位。「本当に使えないな」「こんなこともできないのか」など、他が強敵すぎたせいか7%の得票に終わっている。
自分の仕事ができるようになるより、よほど難しい部下の教育。
「自分で考えろ」「見て盗め」と普段から言い、結果的に部下が伸びていない人は、教育に対する意識を改めたほうがいいのかもしれない。
どちらも一理ありますが、私は、人によると思います。
「自分で考えろ」と言った方が伸びるタイプか、手取り足取り教えた方が伸びるタイプか。
ただ、現代は、後者のタイプの方が多いでしょうが。
今の若い女の子たちがお料理をする時、レシピを見てその通りに作るので、皆、そこそこ上手いそうです。
私の時代は、目分量で適当。
母や祖母にしても、計量カップなどを使い、何かを見てお料をする姿など見たこともありません。
失敗する確率もありますが、自分の〝味〟を出すことができるのが、いいところです。
一般的なマニュアル世代には、最初は、教えてあげるティーチング。
慣れてきたら、自分の頭で考えさせるコーチング。
そういう使い分けが大切かなと思います。
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